飼い猫の出産が終わって一安心…でも、うちの母猫は子育てできている?なにか手伝えることはある?
子猫の体重ってどれくらい増えれば大丈夫?なんだか兄弟で大きさに差が出てきたかも。
子猫が大きくなってきたけど離乳食やトイレのタイミングはいつ?
出産を終えて一安心。しかし、出産後は子育てが待っています。
大切な飼い猫とその子猫を守るために何かしたいと考える飼い主さんは多いことでしょう。
この記事では猫の出産後の子育てからおおよそ1か月にかけて、飼い主がサポートできることや体重の推移について紹介します。
私も獣医師監修の記事などでたくさん勉強しましたが、猫は生き物なので一般的な知識通りにはいきません。
そのため、記事には一般的な内容に加えて我が家の実例も紹介しています。
子猫の成長が教科書どおりにいかないときの安心材料にしてもらえたらと思い作成しました。
この記事の要点をまとめておいたので以下をご覧ください。
まず、猫の出産後の子育てで飼い主がサポートできることは以下になります。
- 母猫がいつでも食事、飲水ができるようにする
- 静かできれいな環境を提供
- 猫の体調確認
- 子猫の体重測定
- 必要時、動物病院への受診
- 必要時、薬を飲ませる
- 育児放棄された、体重が増えない子のお世話
次は出産後の子育て中に飼い主が注意することになります。
- 猫に関わりすぎない
- 引っ越ししてほしくない場所は母猫が入れないようにしておく
- 育児放棄、発育不全があれば飼い主で保護
子猫の体重の推移(1か月まで)(g)
生後の 日数 | 一般的 体重 | 我が家 の子猫 |
生後0日 | 100 | 96~114 |
生後1週 | 150~200 | 151~188.5 |
生後2週 | 200~300 | 207~263 |
生後3週 | 300~400 | 203~341.5 |
生後1か月 | 400~500 | 221~460 |
生後3週目までの栄養はミルクや母乳のみです。
この期間の体重は1日5~10g増えるのが一般的だそう。順調に育てば1か月で500gくらいにはなります。
我が家の子猫たちは順調に育たない子が4匹もいました。
では、どのように成長していったのでしょうか。以下は実際の子猫のその後の様子になります。
子猫 | 成長 | 目やに 鼻水 | 里親 |
A (オス) | 順調 | 少し | 〇 |
B (オス) | 順調 | 少し | 左目欠損 のため 探さず |
C (オス) | 離乳食開始から順調に | 少し | 〇 |
D (オス) | 離乳食開始から順調に | 多い (定期的な 受診要) | × |
E (メス) | 離乳食開始からまずまず | 鼻水のみ | 〇 |
F (メス) | 離乳食開始すら遅かったがなんとか成長 (生後7か月で2.5㎏) | 生後6か月 で改善 | 〇 |
体重としてはこのような感じでしたが、生後1か月にもなるとトイレや離乳食開始のタイミングになります。
子猫のトイレ開始のタイミング
- 生後3週間から1か月
- 生活しているところにおしっこの汚れが増えてきた
- 子猫が歩けるようになった
子猫の離乳食開始のタイミング
- 生後3週〜1か月くらい
- 歯が生えそろってきた
- フードに興味がある
体重が増えなくて困っている飼い主さんほど離乳食の開始をおすすめします。
子猫の離乳食は体重が少なくても、生後3週間過ぎて歯が生えていれば開始して大丈夫です。
むしろ体重は気にせず、食べられそうだったら少しでも離乳食を開始してください。体重増加につながります。
参考サイト:猫の出産後の行動とケア:子猫と母猫を守るために知っておきたいポイント | キャッツアイランド
参考サイト:月年齢別【猫の適正体重早見表】何kgから肥満?測定方法から予防まで解説|ねこのきもちWEB MAGAZINE
参考サイト:【獣医師監修】授乳期の子猫を迎えたら…お世話の方法や必要なグッズを解説|ねこのきもちWEB MAGAZINE
参考サイト:【獣医師監修】子猫への離乳食の与え方は?ミルクからフードへの切り替え方|ねこのきもちWEB MAGAZINE
猫の出産後の子育てに飼い主ができること

出産後の子育てで飼い主がサポートできること
- 母猫がいつでも食事、飲水ができるようにする
- 静かできれいな環境を提供
- 猫の体調確認
- 子猫の体重測定
- 必要時、動物病院への受診
- 必要時、薬を飲ませる
- 育児放棄された、体重が増えない子のお世話
出産後の子育て中に飼い主が注意すること
- 猫に関わりすぎない
- 引っ越ししてほしくない場所は母猫が入れないようにしておく
- 育児放棄、発育不全があれば飼い主で保護
出産後の子育てで飼い主がサポートできること
- 母猫がいつでも食事、飲水ができるようにする
- 静かできれいな環境を提供
- 猫の体調確認
- 子猫の体重測定
- 必要時、動物病院への受診
- 必要時、薬を飲ませる
- 育児放棄された、体重が増えない子のお世話
母猫がいつでも食事、飲水ができるようにする
母猫は子猫の匹数だけ哺乳をしなければなりません。たくさんの栄養が必要になります。
子猫用の高カロリーフードを母猫がいつでも食べられるようにしておきましょう。
また、哺乳による脱水も心配になりますので、お水もいつでも飲めるようにしてください。ペット用の給水機が便利です。
我が家では育児している場所の近くに常に置き餌と給水機を置いていました。
子猫フードはふやかして離乳食にも使えます。育児が終わった後も子猫が食べるのでたくさん買って大丈夫です。
おすすめのフードを紹介しておきます。これなら500gずつの個包装ですし、子猫もいずれ食べるので、買い置きして大丈夫です。
静かできれいな環境を提供
野良猫であれば出産の後は外敵に気付かれないように、頻回に引っ越しをします。
家の中では外敵はいませんが、安心して育児するためにも静かできれいな環境を提供しましょう。
あまり使っていない部屋を使ったり、部屋の奥に家具などで陰になるようにしたりして、必要以上に近づかないようにしたほうが無難です。
出産後は産箱でそのまま育児してもらうので、清潔にするために毎日ペットシーツの取り換えが必要になります。
理想的な温度は約25〜30度とのことですので、部屋の温度管理がしっかりしていれば、産箱の中はペットシーツだけで十分です。
我が家は保温に毛布などをいれていましたが、使用されておらず、洗うのが大変なだけでした…
我が家の母猫は人気のない階段下で出産、2週間ほどすると毎日使うキッチン奥(コンロの前のパントリー下)に引っ越しをしていました。
一応、元の階段下に戻れるようにもう一つダンボールを用意していましたが、2回目の引っ越しはなかったです。
猫の体調確認
母猫は出産後に感染して体調不良になることがあります。
母猫が食事を食べているか、排泄があるか、子猫の育児ができているかをしっかり確認しましょう。
子猫の体調は主に体重測定で把握しますが、毛並みが悪い場合は育児放棄の可能性があります。
子猫がみんな毛並みが悪ければ、母猫が育児できる状況でないかもしれません。
子猫の体重測定

母猫のトイレや食事の隙に行ってました。
子猫は一日に5~10gずつ体重が増えるので、増加があるか確認することが子猫の体調チェックになります。
母猫によっては人の匂いがつくことで育児放棄につながることがありますので、プラスチックの使い捨ての手袋をして触りすぎないようにしましょう。
体重が増えない、減ることがあれば動物病院に受診してください。元気そうに見えても早めの受診が安心です。
子猫の体重が増え、歯が生えて、離乳食開始し安定して食べられるようになるまでは体重測定を実施したほうがよいかと思います。
我が家では体重の増加がみられない子猫に対して、顔を母猫の乳首に持っていく、人工授乳を追加で行うなどのサポートをしました。
必要時、動物病院への受診
受診を検討してほしいタイミングは以下になります。
- 母猫がご飯を食べない、ぐったりしている
- 母猫が子育てをしている様子がない
- 子猫の体重が増えない、減っている
産後は産褥熱、子宮内膜炎などで母猫が体調不良になる可能性があります。
また、母猫が体調不良であれば、子猫の命も危険となります。母子の命を守るためにも早めの受診を心掛けてください。
子猫に受診が必要な場合、授乳期で母猫が育児をしっかりしていれば、親子で受診しましょう。
子猫だけ受診して他の匂いがつくと育児放棄につながるかもしれません。
我が家の出産後1回目の受診は生まれてから13日目に行きました。
母猫の妊娠が判明した時に、生まれて1、2週間したら来てほしいと動物病院にお願いされていたので、1つのキャリーに親子8匹入れての受診。
我が家では一番小さかった、体重が増えない子猫が食べられる事件があったので、次の体重が増えない子猫は飼い主で保護しました。
そのため、この子猫は1匹だけで数回受診しています。
必要時、薬を飲ませる
我が家は動物病院に受診し、猫風邪の診断で抗ウイルス薬などを処方されました。
1mlの猫ミルクに粉薬を溶かしてスポイトで内服介助しましたが、本当に少しずつ入れないと鼻水であふれてきてしまいます。
薬を飲ませるのが難しい場合は病院で注射をしてくれました。飲ませることができないときには獣医さんに相談してみてください。
育児放棄された、体重が増えない子のお世話
明らかに育児放棄されている場合や母猫の体調が悪い場合には飼い主が子育てをしなければなりません。
詳しくは前回の記事の「生まれたての子猫に必要なものとお世話」で解説しているので参考にしてください。
我が家は体重が増えなかった子猫が食べられる事件があったので、育児放棄が起こるのではないかと警戒していました。
しかし、体重が増えなくても必ず育児放棄されるわけではありませんでした。
経験談ですが、体重が減っている=元気がないということもありません。
実際に4匹の子猫に体重減少がありましたが、動いていたし、ミーミー鳴くし、おっぱいも吸っていました。育児放棄もされていません。
母猫がお世話しているのに体重が増えないようでしたら、乳首争奪戦に負けている可能性があります。
飼い主のサポートで乳首に吸い付くことができて、体重が増えた子猫もいました。
我が家の母猫は警戒心が強くなかったので、授乳のお手伝いができました。
しかし、母猫によっては育児に飼い主が手を出すのは難しいかもしれません。
育児放棄などのリスクを考えると体重が増えない子はある程度大きくなるまで、飼い主が子育てしたほうがよいかもしれません。
出産後の子育て中に飼い主が注意すること
- 猫に関わりすぎない
- 引っ越ししてほしくない場所は母猫が入れないようにしておく
- 育児放棄、発育不全があれば飼い主で保護
猫に関わりすぎない
この部分は母猫の性格によるものが大きいと思いますが、必要以上に関わらないほうが無難です。
母猫にストレスがかからないようにするのが一番の注意点です。
YouTubeをみていると自分の子猫を飼い主のところまで運んで見せてくれるような母猫がいました。
反対に今まで問題なかったのに妊娠出産で攻撃的になり、警戒心MAXで近づけなくなる母猫もいます。
自分の家の母猫の性格を見極めて、距離感をつかみましょう。
母猫の食事や排泄については普段のお世話で観察できます。
子猫の体重測定ができそうにない、体重測定をして大丈夫か分からない時はかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
引っ越ししてほしくない場所は母猫が入れないようにしておく
野良猫は安全のために子育てしながら引っ越しを何回もします。そのため、引っ越されて困るところには入れないようにしておきましょう。
我が家の母猫は食事やトイレなど子猫から離れたタイミングで色々と部屋の中を探索していました。
特に脱衣所に行く回数が多かったので扉を締め切ることに。
結局、キッチン奥に引っ越ししていました。子猫が歩けるようになると料理中に踏みそうで怖かったです…

奥に子育て用のダンボールもあります。
あらかじめ静かで一目のつかない場所に大きめのダンボールを用意しておけば、そこを引っ越し先に選んでくれるかもしれません。
育児放棄、発育不全があれば飼い主で保護
子猫が授乳期で育児放棄されれば生きてはいけません。授乳や排泄介助のお世話が必要です。
育児放棄で放置されるだけならよいですが、母猫が食べてしまう可能性もあります。
明らかによけられている、毛並みが悪いなど育児放棄の兆候があれば、飼い主で保護してお世話してください。
詳しくは前回の記事の「生まれたての子猫に必要なものとお世話」で解説しているので参考にしてください。
生まれてから生後1か月までの子猫の一般的な体重の推移と実際の様子

子猫の体重の推移(1か月まで)(g)
生後の 日数 | 一般的 体重 | 我が家 の子猫 |
生後0日 | 100 | 96~114 |
生後1週 | 150~200 | 151~188.5 |
生後2週 | 200~300 | 207~263 |
生後3週 | 300~400 | 203~341.5 |
生後1か月 | 400~500 | 221~460 |
生後3週目までの栄養はミルクや母乳のみです。
この期間の体重は1日5~10g増えるのが一般的だそう。順調に育てば1か月で500gくらいにはなります。
実際の子猫のその後の様子
子猫 | 成長 | 目やに 鼻水 | 里親 |
A (オス) | 順調 | 少し | 〇 |
B (オス) | 順調 | 少し | 左目欠損 のため 探さず |
C (オス) | 離乳食開始から順調に | 少し | 〇 |
D (オス) | 離乳食開始から順調に | 多い (定期的な 受診要) | × |
E (メス) | 離乳食開始からまずまず | 鼻水のみ | 〇 |
F (メス) | 離乳食開始すら遅かったがなんとか成長 (生後7か月で2.5㎏) | 生後6か月 で改善 | 〇 |
子猫の生後1か月までの体重の推移
子猫の体重の推移(1か月まで)(g)
生後の 日数 | 一般的 体重 | 我が家 の子猫 |
生後0日 | 100 | 96~114 |
生後1週 | 150~200 | 151~188.5 |
生後2週 | 200~300 | 207~263 |
生後3週 | 300~400 | 203~341.5 |
生後1か月 | 400~500 | 221~460 |
生後3週目までの栄養はミルクや母乳のみです。この期間の体重は1日5~10g増えるのが一般的だそう。
順調に育てば1か月で500gくらいにはなります。
しかし、我が家の子猫は1か月後に200g代が4匹もいました。
母猫からもらった猫風邪により、鼻水で母乳が飲めず、体重減少があったからです。
動物病院でもらった薬でなんとか改善し、母乳が飲めるように誘導+人工授乳で持ち直しました。
人工授乳はほぼ拒否の子猫が多かったです。やっぱり母乳と味が違うからですかね…
離乳食にも苦戦しましたが、なんとか安定して食事がとれるようになりました。
実際に経験した子猫の生後1か月までの体重の推移とその後の様子
実際の子猫の体重の推移

10日目までは6匹とも順調だったのですが、次第に体重減少の子が目立ってきました。
子猫はみんな母猫がもっていた猫風邪に感染したため、鼻水で母乳が飲めなかったのが原因です。
動物病院でもらった抗ウイルス薬で少しずつ改善しなんとか体重を増やすことができました。
実際の子猫のその後の様子
子猫 | 成長 | 目やに 鼻水 | 里親 の有無 |
A (オス) | 順調 | 少し | 〇 |
B (オス) | 順調 | 少し | 左目欠損 のため 探さず |
C (オス) | 離乳食開始から順調に | 少し | 〇 |
D (オス) | 離乳食開始から順調に | 多い (定期的な 受診要) | × |
E (メス) | 離乳食開始からまずまず | 鼻水のみ | 〇 |
F (メス) | 離乳食開始すら遅かったがなんとか成長 (生後7か月で2.5㎏) | 生後6か月 で改善 | 〇 |

みんなふやかしたフードを食べられるように。
Aの子猫
生まれた時から一番鳴き声も大きく、問題なく成長しました。
しかし、生後3週間くらいで猫風邪による目やにで左目がつぶれたようになかんじに…
目薬を使って改善しました!今は少しの目やにと鼻水がある程度です。
Bの子猫
順調に成長しましたが、生後3週くらいから猫風邪による目やにで左目がつぶれたような感じに。そのまま自然に閉じていきました。
目薬をしても治らず。生後2か月で手術もしましたが、また閉じてしまいました。先生からは「もう閉じてしまうような目になっている」と言われました…
里親を探すのは難しいと判断し、我が家で一生を過ごす予定です。
Cの子猫
離乳食開始からどんどん大きくなり、元気なA、Bと変わりないくらいになりました。
気になる症状は鼻水が少しとくしゃみくらいです。優しい里親さんの元に旅立ちました。
Dの子猫
この子は常に鼻水まみれで、息がしにくいためか、長くおっぱいを吸えませんでした。一番薬を飲ませましたね…
しかし、離乳食はスムーズに開始。多少の好き嫌いはありますが、よく食べるようになり6か月後Bより大きくなりました。しかし、ずっと鼻炎です。
鼻水がひどくなれば動物病院に行き、注射をします。2.3ヶ月に1回のペースで受診が必要なことで、里親さんは見つかりませんでした。
この子も我が家で一生を過ごす予定です。
Eの子猫
はじめからおっぱいを探すのが上手ではありませんでした。何度も乳首を吸えるように介助しています。
猫風邪が落ち着いてからは、鼻水が少し出ているくらいで目やにはありませんでした。
あまり食べないので心配していましたが、里親さんの元で元気に暮らしています。
Fの子猫
みんなが食べる離乳食を拒否しておっぱいを吸いに行くような子猫でした。
他の子猫たちが1か月、2か月後のワクチンを順調に終える中、目やにがひどくなかなかできませんでした。
生後4か月後にも猫風邪がひどくなり発熱。受診して注射もしています。
その後やっと2回目のワクチン接種をすることができました。1回の注射で以降体調の悪化はありません。
身体が小さく生後6か月でも2.2㎏でしたが、症状としては少しくしゃみが出るくらいになったので里親探しを開始。
生後7か月には2.5㎏なりやっと里親さんが見つかりました。
子猫のトイレと離乳食開始のタイミング

子猫のトイレ開始のタイミング
- 生後3週間から1か月
- 生活しているところにおしっこの汚れが増えてきた
- 子猫が歩けるようになった
子猫の離乳食開始のタイミング
- 生後3週〜1か月くらい
- 歯が生えそろってきた
- フードに興味がある
子猫のトイレ開始のタイミングと飼い主が用意するもの
子猫のトイレ開始のタイミング
- 生後3週間から1か月
- 生活しているところにおしっこの汚れが増えてきた
- 子猫が歩けるようになった
子猫のトイレ開始のタイミングで用意するもの
- 浅めのトレイ(鉢皿など)
- 軽めの猫砂(ひのきやおからなど)
- ペットシーツ
一般的には生後3週間から1か月がトイレ開始のタイミングになるようです。
我が家の子猫たちは、ちょうど生後1か月くらいで大きな子猫からトイレデビューしました。
子育てに使用してくれていたダンボールのペットシーツにおしっこの汚れが増えてきたので、母猫が刺激しなくても排尿ができるようになったことを感じました。
また、子猫が歩けるようになり、ダンボールから脱走するようになったので、ここがタイミングかな?と思い、近くにトイレを置いてみることにしました。
母猫たちは鉱物タイプの猫砂を使っていたのですが、子猫には重そうなのと、ホコリが気になるので、子猫専用にトライアルの軽くて安いヒノキの猫砂を購入。
一番はじめはトイレだと分かりやすいよう母猫の猫砂を少量混ぜて、浅めのトレイにセッティング。すぐにトイレを覚えてくれました。

トイレの様子。
写真のトレイの他にも園芸用の鉢皿も使用しました。
トレイが浅いので猫砂の飛び散りは覚悟しておきましょう。失敗することもあるのでトレイの下にペットシーツがあると安心です。
もし、なかなか覚えれない場合は、子猫がおっぱいを飲み終わった後や食事の後にトイレに誘導してみると本能でできるかもしれません。
個体差はあると思いますが、たいていの猫は一度トイレが成功すれば覚えられるようです。
子猫の離乳食開始のタイミング
子猫の離乳食開始のタイミング
- 生後3週〜1か月くらい
- 歯が生えそろってきた
- フードに興味がある
子猫の離乳食開始のタイミングで必要なもの
- 子猫用ペースト食
- スプーン
- 浅めのお皿
- ペットシーツ
子猫の離乳食のタイミングは生後3週〜1か月くらいの歯が生え揃う時期になります。
子猫の目が開いて、動けるようになってからは体重測定のついでに歯が生えているかの確認を追加しました。
我が家は生後1か月を少し過ぎたときに離乳食デビューとなりました。
獣医師監修サイトで練りミルクからはじめましょうと書いてありましたが、全く興味がなく進まなかったので、我が家はペースト食からはじめることに。
まずスプーンなどでペースト食を口の周りにつけて舐めてもらうことから始めました。
スプーンに乗ったペースト食を子猫から舐めてくれたときは嬉しかったです。
食べることに慣れてくると次第にお皿を舐めることができるようになりました。子猫が食べやすいように浅めのお皿に。
猫の離乳食と書いてあるものは高価だったので、我が家では以下のものを離乳食にしました。
これが一番安く買えるペースト食だと思います。
その次はゼリータイプのウェットフード、お湯でふやかしてつぶしたカリカリ、ちょっとふやかしただけのカリカリとステップアップしていきます。
まだ早いと思っていたら、母猫のカリカリを食べだす子猫も現れました。
うまく食べられるようになったらステップアップのタイミングだと思ってもらえば大丈夫です。
はじめは子猫も床もすごく汚れます。普通のカリカリが食べられるようになるまで、およそ2か月くらいは毎回汚れてました。
床の汚れ防止にはペットシーツが重宝しますが毎回交換が必要になるので、ふき取りやすいプラスチックのパネルにシフトチェンジしました。
子猫自身の汚れは母猫のところにいけば毛づくろいできれいにしてもらえます(笑)

1匹だけおっぱい以外拒否の子がいて、体重も少なく心配だったのですが、毎日挑戦しているうちに食べてくれるようになりました。
味が気に入らないのかと思ってマグロ、カツオ、チキン、ミルクベースのスープご飯など色々試しました。
不思議なことに、食べられるようになってからは好き嫌いはなかったです。
おそらくこの子猫自身の離乳食開始のタイミングはもう少し後だったのでしょう。
離乳食のタイミングは子猫によります。おっぱいが飲めて体重が増えている限りは心配ないと思いますが、母乳だけの栄養では限界もあります。
あまりにも拒否が強く飼い主で離乳食が難しい場合は獣医さんに相談してくださいね。
子猫の離乳食は体重が少なくても開始して大丈夫

みんなでご飯が食べられるように。
子猫の離乳食は体重が少なくても、生後3週間過ぎて歯が生えていれば開始して大丈夫です。
むしろ体重は気にせず、食べられそうだったら少しでも離乳食を開始してください。体重増加につながります。
私もいろいろ検索して500g近く体重がないと離乳食開始できないと思っていましたが、とりあえず順調に成長した2匹のために生後1か月を少し過ぎた頃に離乳食開始。
すると小さな子猫の1匹が興味を持って舐めてくれたのでみんなで離乳食デビューすることに。
その後、他の子猫の体重もどんどん増えて、どうして早く離乳食を開始しなかったのか…と後悔するはめに。
歯は生後1か月もしないうちにみんな生えていました。
子猫の身体が小さすぎると消化器官が未熟なのでトラブルも起きやすいかもしれませんが、食べられそうなら少しずつペースト食を開始しましょう。
まとめ

この記事では猫の出産後の子育てから生後1か月までの子猫の様子、飼い主がサポートできることを紹介しました。
一番大切なのは、母猫、子猫ともに状態が悪くなれば、動物病院への受診や早めの対処を行うことです。
母猫がしっかり子育てできて、子猫が健康であれば、本来飼い主のサポートはいらないです。
しかし、弱い子猫を母猫は育てません。すべての命を守るためには飼い主の観察と適切なサポートが必要です。
我が家は生後3週間までに3匹の命をなくしました。おそらく飼い主のサポートなしでは2匹しか生き残れなかったと思います。
詳しくは保護猫が妊娠している⁉妊娠出産までの経過と飼い主ができることの後半で紹介しています。
子猫はたった1か月の間に大きく成長します。この間に飼い主が適切にサポートできれば健康に育つ確率はグッとアップするはずです。
あなたの家族の猫たちが健やかに日々を過ごせますように。
参考サイト:猫の出産後の行動とケア:子猫と母猫を守るために知っておきたいポイント | キャッツアイランド
参考サイト:月年齢別【猫の適正体重早見表】何kgから肥満?測定方法から予防まで解説|ねこのきもちWEB MAGAZINE
参考サイト:【獣医師監修】授乳期の子猫を迎えたら…お世話の方法や必要なグッズを解説|ねこのきもちWEB MAGAZINE
参考サイト:【獣医師監修】子猫への離乳食の与え方は?ミルクからフードへの切り替え方|ねこのきもちWEB MAGAZINE
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