子猫が保健所に収容される数が多いのはなぜ?

犬や猫を飼っている方には、保健所での「殺処分ゼロ」という目標をご存知の方も多いのではないでしょうか。

毎年多くの犬や猫が保健所にて殺処分されていますが、その殺処分数は年々減少傾向にあります。

しかし、その中で際立って殺処分数が多いのが「生後間もない子猫」なのです。

その数、なんと21,611頭です(環境省HP H29年度の統計資料から)

想像以上に多い数だ…と私自身も感じました(´;ω;`)

なぜ、保健所に子猫がこんなにも収容され、殺処分されてしまうのか。

また、殺処分ゼロを目指している行政や民間の愛護団体の方々の活動について、今回はお伝えしていきます。

子猫が保健所に収容される理由とは

猫が保健所に連れてこられる理由は様々です。

こちらでは、その理由の一部をご紹介します。

飼えなくなった

まずは、飼い主が何らかの事情で飼えなくなったケースです。

  • 引っ越しで連れていけなくなった
  • 子供がアレルギーだとわかった
  • ペット不可の家に住んでいたが大家に見つかった
  • リストラなど金銭的に飼うのが難しくなった

中には耳を疑うような理由もあるそうです…。

このように、人間の無責任さが故に、ペットは保健所に連れてこられてしまっています。

また、高齢者が介護施設に入居して、ペットだけ残されてしまうケースも最近は目立っているようです。

超高齢化社会である現代において、ますます見過ごせない問題になるでしょう…(;_;)

野良猫

野良猫が増えすぎて困った…と保健所に連れてこられることもあります。

敷地や畑を荒らされたり、鳴き声がうるさかったり、庭に排泄されたり…野良猫の被害を受けて困っている人もいるでしょう。

猫と人間が上手に共存できる社会づくりも、今後の課題ですよね(;_;)

迷子猫

飼い主さんから離れて迷子になってしまった猫も、保健所に収容されることがあります。

そのため、もしも飼い猫が迷子になってしまったら、保健所や警察署に連絡をしておきましょう。

なぜ子猫の数が多いのか?

冒頭でもお伝えしましたが、保健所に収容され、殺処分される子猫の数はダントツで多いです。

なぜ、子猫の数が多いのでしょうか?

猫の高い繁殖力

猫は繁殖能力が高い動物だと言われています。

一度に何匹も出産し、年に何度も出産することができます。

そのために次から次へと子猫が生まれてしまい、行き場のなくなる子猫が増えてしまうのです。

また、その高い繁殖力が故に、去勢手術を行っていない家庭で多頭飼育崩壊が起きてしまうのもよくニュースで取り上げられているので、ご存知の方も多いでしょう(;_;)

野良猫たちにもボランティアさんの手によって、少しずつ去勢手術が施されてきていますが、それでも毎年多くの子猫が生まれ、行き場を失って保健所に連れて行かれたり、交通事故に遭ったりしています。

野良猫はとても過酷な環境で生きているんですよね…。

子猫の世話に手間がかかり、やむなく処分することに

生まれてから4週までの子猫は、生きるために母乳が必要です。

この月齢の子猫を世話する際には、数時間おきにミルクを与える必要があり、目を離すことができません。

また、この頃の子猫は自力で排泄することができないので、母猫の代わりに陰部を刺激して排泄を促す必要があります。

こういった点から生後間もない子猫には多くの人手が必要となり、育てきれずにやむをえず殺処分することになってしまうそうです。

殺処分数が減少している背景

多くの悲しい現実をお伝えしてきましたが、殺処分数は確実に年々減少してきています。
これには大きく分けて2つの理由があります。

保健所の受け入れ数の減少

まず1つ目に、2014年に動物愛護法が改正され、安易な理由による犬・猫の持ち込みを、保健所が拒否できるようになりました。

それによって、保健所に受け入れる犬・猫の数が単純に減少してきているそうです。

民間団体による引き取り数の増加

2つ目に、保健所に収容された犬・猫を引き取る数が増加してきているのが理由です。

これは、「保護犬・猫を迎えよう」という認識が世間に広まりつつあり、私たち個人が引き取る数が増えてきているということも起因していますが、より引き取り数を増加させているのが民間の愛護団体の方々の活動です。

保健所では、どうしても引き取り数には限界があり、中には当日に殺処分せざるを得ない場所もあったそうです。

しかし、民間団体の方々によって、犬・猫の受け皿が広がり、長い目でじっくりと里親さんを探すことが出来るようになりました。

こうして民間団体の方によって救われたわんちゃん・猫ちゃんの命は、きっと少なくないでしょう(;_;)

もちろん民間団体の方にも限界はあります。

ボランティアで活動されているため、自身のお金と時間を使って犬・猫を救う活動をされている方がとても多いのが現状です。

今後、わたしたちの課題とは?

さて、このような現状を受けて、私たち一人一人が行えることは一体何でしょうか?

終生飼養を徹底

まずは、ペットを飼ったら最後まで面倒を見る、という終生飼養を徹底することが何よりも大切です(^^)

可愛いから、ずっと一緒にいたいから…そういったペットに向けた気持ちは、看取るまで大切にしましょう。

また、ご高齢の方や一人暮らしの方でペットを飼っている場合は、万が一育てられなくなった時のことを考えて、ペットを託すことが出来る人を考えておくと安心ですね。

望まない・意図しない繁殖にストップを

前項でもお伝えしましたが、猫の繁殖能力はとても高く、あっという間に数を増やすことができます。

そのため、猫が増えないように去勢・避妊手術を行うことが非常に重要です。

愛護団体の方の多くはTNR(trap捕獲・neuter不妊手術・return戻す)活動を行い、野良猫の数をこれ以上増やさないような活動もされています。

TNRされた猫ちゃんは手術時の麻酔によって片耳をカットしているのですが、その姿から「さくらねこ」と呼ばれているそうです(´▽`)

街中でさくらねこを見掛けたら、このあたりはボランティアさんによって猫が見守られている地域なんだな…とほっこりできますよね♪

また、野良猫だけでなく飼い猫にも去勢・避妊手術を行うことは大切です。

外へ自由に行き来することのできる猫ちゃんは、外で出会う猫と交尾して子猫を生ませないようにする必要があります。

完全室内飼いの猫ちゃんでも、脱走や災害時で迷子になる可能性もゼロではないので、去勢・避妊手術をしておくのが望ましいでしょう(^^)

去勢・避妊手術によるメリットは大きく、猫ちゃんが長生きできるようになるとも言われています。

  • 乳がんや生殖器の病気の予防になる
  • マーキングなど発情期の行動が落ち着く

最後に

殺処分ゼロにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、実現可能な目標のはずです。

今後、私たち一人一人が正しい知識と愛情を持って動物たちと触れ合う社会が広がることを切に願っています。

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