2匹めを迎えたい!猫の多頭飼い・複数飼いの注意点とは

人間一人暮らしの我が家には、2匹の猫がいます。

メスとオスですが姉弟ではなく、1匹めが3歳になった頃に約3ヶ月齢の2匹めを迎えました。

今日は、いつかもう1匹飼いたいな・・っと思っている方にむけて、猫の多頭飼い・複数飼いのコツと注意点をお送りします!

2匹めの決断は慎重に。猫同士のバトル勃発!?

まず初めに、猫が1匹だけだとかわいそう、とか、お留守番の間寂しいんじゃ・・と2匹めを検討しているあなた!

実はそうでもなかったりするって知ってました!?

猫はそもそも、縄張りの中で単独で行動する動物です。

親子でも、授乳が終わればだんだんと親から独立して近くに自分の縄張りを持って暮らしていきます。

お留守番の間も猫は大半を寝てすごしますので、飼い主さんが帰ってきて遊んでくれればそれで十分!という猫さんが多いのです。

それは分かっていてもやっぱり、1匹だけでもかわいいのに、もう1匹いて一緒に遊んだり仲良く眠ってるところとか見たい~!っと思うのが猫好きの性。

わたしも同じでした・・笑

でも、「猫同士だから勝手にうまくやってくれるだろう」という楽観的な迎え方は禁物です!

2匹めの迎え方次第では、最悪ずっと仲良くなれないままということも。

何の対策もせずに2匹めをお家に連れてきた場合、どんなことが考えられるかというと・・

まず先住猫からの威嚇、攻撃による洗礼

飼い主さんが新入り猫をかばえばかばう程先住猫はヒートアップ

新入り猫は怖い敵のいる知らない場所に来てしまった!と萎縮、もしくは反撃

先住猫は追い出そうと必死に攻撃、もしくはすねて寄り付かなくなる

エンドレス・・・

結果、同じ家にいるのにまったく交流がなかったり、いつまでも威嚇しあったり、最悪の場合同じ部屋にいられない、というケースも!

これは、どちらが悪いということではないのです。

そもそも、先住猫さんにとってはすでにあなたのお家が縄張り。

別の知らない猫が突然縄張りの中に入ってきたら、生活を守るために威嚇するのは当然のこと。

そして新入り猫にとっても、突然連れてこられた見知らぬ場所にはすでに他の猫の臭いがしていて、安心できるスペースがありません。

お互いに、自分の生活場所を確保するために威嚇し戦うか、徹底的に離れて無視をするしか選択肢がない状態なんですね~。

それでは2匹めを迎えた意味がないし、そもそもどちらの猫もかわいそう!

ということで、次はなるべく争いが起きないようにするための2匹めの迎え方のコツを見てみましょう。

まずはニオイから!2匹めの猫を迎えるときの工夫

2匹めの猫さんが決まったら、可能であればお家に連れてくるのは少し待ってください!

事前の準備

一番に準備したいことはふたつです。

新入り猫用のケージ

最低2段のケージを準備しましょう。

いきなり新入り猫が家の中を歩き回ることは好ましくありません。

お互いの存在を受け入れられるまで離れて様子を見られるように、トイレもエサもおける大き目のケージを準備してください。

新入り猫のニオイのついたタオルやおもちゃ

猫はとてもニオイに敏感です。

新入り猫の使っていたタオルやおもちゃを入手できるなら、事前に手元に準備しましょう。

ケージの中に入れたり先住猫にかいでもらったりして、新入り猫の存在を文字通り「臭わせる」ことから始めます。

その他、新入り猫さん専用の食器やトイレももちろん必要になりますよ!

2匹目を迎える日

後輩となる新入りさんのニオイに先住猫さんが気付いて慣れてきたら、いよいよお迎えです。

ケージにバスタオルなどで目隠しを

わたしはシーツをばっさり被せておきました。

突然知らない猫が目の前に現れるとお互いパニックになります。

まずはニオイと物音、気配で存在を認識できるように、最初は目隠しをした状態のケージで生活してもらうのがいいでしょう。

キャリーケースにも布を被せて

家の中に迎える際のキャリーケースにもできれば布を被せましょう。

もしくは、先住猫さんにケージと別の部屋にいてもらっている間にキャリーからケージへの移し変えをできると更に理想です。

さて、この段階でもう早速、先住猫さんは異変に気がついたのではないでしょうか・・?

ご対面!

ニオイと物音、鳴き声で、お互いの存在に気付いてソワソワしてきました。

いよいよご対面の時間です。

始めましては必ずケージ越しに

先住猫さんを別部屋に入れていた場合は、そっとドアを開けて様子を見ましょう。

このとき絶対に抱っこしてケージの方へ連れて行ったりしないこと!

そんなことをしなくても、ニオイをたどって自分のペースでケージに近づいていくはずです。

そろそろと目隠しを上げて・・

先住猫さんがニオイのもと、ケージに気付いて寄ってきたら、ゆっくりと目隠しの布を上げてご対面です。

このとき威嚇して手を出すようならまた布を下げて落ち着くまで待ちます。

その繰り返しをしながら、目の前の後輩猫さんの存在に慣れてもらいます。

威嚇がおさまらないときは

布越しでも威嚇がおさまらないときは、いったんケージを別の部屋に移してあげましょう。

いつでも先住猫が様子を伺いにいけるように、ドアは開けておきます。

この新入りが自分の後輩でこれから一緒に暮らすんだ、と受け入れられるまで十分時間をかけて毎日短時間の顔みせを根気強く続けます。

存在に慣れてきたら

お互いの存在に慣れてきたら、次はいよいよ一緒に生活できるかどうかの段階です。

ケージの布をはずす

これまで上げたり隠したりしていたケージの布を、完全にはずしてあげましょう。

もう存在自体は分かっている段階なので、先住猫さんの好きなタイミングで好きな距離から観察できるようにしてあげます。

ケージ越しの挨拶が合図!

先住猫がケージに手を差し込んでちょんちょんっと触ったり、鼻をくっつけて鼻チューをしたりすれば、いったん存在を受け入れた合図です!

ケージの扉をそっと開けて、後輩猫が出てくるか、先住猫がケージに入ってみるのを観察してみましょう。

自由時間は短時間から

ケージを開放してたいして威嚇やけんかがなかったとしても、まずは短時間の交流から始めましょう。

特にお留守番の時間や、飼い主さんが目を離すときには後輩猫はケージに戻しておくのが安心です。

ここまできたら、あとはどんどんケージを開放する時間を延ばしながら慣れてもらうだけ!

完全にフリーで暮らせるまでにかかる時間は、2匹の性格や相性によって大きく変わります。

我が家は1週間もしないうちに、お互いからの「遊びたいからケージ開けてよ~!」アピールがすごくなったので開放しました。

でも警戒心が強い子だと、1ヶ月以上かかるようなことも結構あるみたいなので気長に待ってあげてくださいね!

2匹めがまだ子猫だったので、先輩猫のお腹をふみふみしてお乳を吸おうとしたり、先輩猫は丁寧に毛づくろいしてあげたりしていました。

今でも追いかけっこをしたり、毛づくろいをしたり、適度に離れたり、良好な関係のようです。

性別や年齢によって相性はある?けんかしやすい組み合わせとは

さて、ここまで2匹めを迎えるときの工夫について書きましたが、いかがでしたか?

ゆっくり時間をかけてやれば、大抵の場合仲良くなるか、仲良しとまではいかなくてもつかず離れずの関係になることができると思います。

最後に、性別やライフステージによって同居する上での相性があるようなので、少しご紹介します。

先住猫 × 後輩猫 相性いい順ランキング!

1位 血縁関係 (親子や兄弟同士は言うまでもなく一番相性がいいですよね!)

2位 子猫 × 子猫 (どちらも柔軟な子猫期は慣れやすい。元気すぎて飼い主さんが大変かも?)

3位 成猫 × 子猫 (先住猫さんが大人だと、よく面倒を見てくれるケースが多いみたい)

先住猫 × 後輩猫 トラブルになりがち順ランキング!

1位 オス成猫 × オス成猫 (去勢しててもやっぱり縄張りはゆずれない!けんか多発の可能性)

2位 シニア猫 × 子猫 (シニアに子猫の運動量はきつい!ストレスなく過ごさせてあげて)

3位 メス成猫 × オス成猫 (繁殖の予定がないなら必ず事前に避妊・去勢手術をしましょう)

いかがですか?

やはり警戒心が薄く、遊び相手にすぐ懐く子猫期の同居はスムーズにいくようです。

また、成猫ものんびりしていたり面倒見のよい先住猫だと子猫を受け入れるのは早いですよね。

オスはもともと飼い主への独占欲が強かったり甘えん坊が多い傾向にもあるので、オスの成猫同士だと飼い主さんをめぐってもバトルが発生するかもしれません。

そしてなにより、やはり猫にも個性があって、成猫同士で意外と上手くいくことがあったり、反対に何をどうしても同居猫を受け入れられないケースも十分考えられます。

里親さんから譲り受ける場合には事前に先住猫の存在を伝え、トライアル期間を設けてもらいましょう。

うまくいかなかったからといって絶対に捨てたりすることがないように、最悪一緒に暮らせなかったときにどうするか、まで考えてから2匹めの決断をしてくださいね!