元気なのになぜ!?猫が血尿を出してしまったらどうする!?原因とは

猫のトイレを掃除していたら固まったトイレ砂に色が付いてる……。

これって血尿!?

焦る飼い主をよそに、普段通りいたって元気な猫。

この場合、病院に連れて行くべきなのでしょうか?

今回は猫さんが血尿をだした時と原因についてご紹介致します。

元気なのに突然猫が血尿を出した時、こんな状態なら危険!即病院へ!

もしも今まさに、血尿の症状がある猫さんを病院に連れて行くべきか判断に迷っているのだとしたら、元気に見えても、明らかな外傷がなくても、下の項目に該当するのであれば一刻も早く受診することを強く勧めます!

  • 尿の色が真っ赤、黒い赤色をしている
  • 口内、舌の色が白色や黄色をしている
  • 嘔吐、吐くそぶりをする

感染症や中毒による内臓からの出血の可能性があります!

外傷によって尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道の総称)が傷付くと尿に血液が混じって、血尿となって現れます。

またネギ類を食べたことによる中毒や、ネコ白血病ウイルスの感染によって赤血球が大量に破壊されると、赤い色素が尿に含まれて色が付きます(血色素尿)。

ネコ白血病についてはこちらの記事で詳しく書きました!一緒に読むことをオススメいたします!
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白血病。 人間の白血病も、医学が進歩して完治するケースが劇的に増えているとはいえ、 まだまだ「不治の病」のような印象が残...

赤血球の数が減ることによる貧血だけでなく、赤血球から放出された色素は腎臓を破壊してしまうため、腎障害をも引き起こします。

  • 尿の色が真っ赤、黒い赤色をしている
  • 尿がキラキラ光っている
  • 排尿するときに鳴く
  • 頻繁にトイレを出入りするが尿が出ない、少ない
  • お腹が膨らんでいる
  • 頻繁に陰部を舐める
  • 嘔吐、吐くそぶりをする

尿路結石症、膀胱炎によって排尿が困難になっている可能性があります!

結石によって尿路が傷つき出血すると血尿となって現れ、結石の原因となる成分の結晶が混ざると、尿がキラキラと光って見えます。

尿を排泄できないと毒素が体内に残ったままになり、全身の臓器や神経に悪影響を与え、吐き気やむくみ、ひどい場合は痙攣や昏睡状態という尿毒症症状を引き起こします。

また急速に腹部が膨らんできたならば腎臓や膀胱が傷付き、体内に尿があふれている可能性も。

  • 尿の色がオレンジ、茶褐色の場合
  • 耳、白目や口の粘膜が黄色
  • 嘔吐、吐くそぶりをする
  • よだれを出している

血に見えませんが、大量の赤血球が破壊されて起こるビリルビン尿という血色素尿です!

猫は正常であればビルビリンの処理能力が高く尿として排泄されないはずなので、肝疾患や胆道閉塞が疑われます。

さらにビルビリンが体内に大量に存在するため皮膚が黄色くなる黄疸が現れたときは、 概して状況が悪化しています。

触ると嫌がる!いつもは出来る抱っこが出来ない!

痛みを示す重要なサインです!

具合が悪くてもそれを本能的に隠そうとする猫さんですから、一見元気そうに見えても実は我慢しているだけかもしれません。

書いていて私は愛猫が心配になってきて怖くなってしまいました。

こうなったらすぐにでも病院に連れていかなければなりませんが、飼い主さんの不安や緊張は猫さんに伝わってしまうもの。

かえって気をつかわせてしまうなんてことも。

猫さんのためにも、冷静にいきましょう。

また、上記にあてはまらない場合でも「緊急性はまだましな方と予想される」というだけの話であって、血尿を発見した場合は速やかに受診することをおすすめします。

体内で何が起こっているかは、専門家の検査なくして判断できません。

薄い血尿は気付きにくいので注意!普段の猫さんの尿と比べてみよう!

血尿は薄いピンク色で現れることもあります。

「いかにも血が出てる!」という見た目ならすぐに対処することができますが、色が薄いとわかりにくいことも。

しかし目に見える異常は猫さんからの大切なメッセージ!

少しでも早く気が付いてあげたいですよね。

そのためには、日頃から健康な状態の愛猫のトイレをしっかり観察するのが一番ですから、トイレのこまめなお掃除は欠かせません。

(トイレが少しでも汚れていると別の場所で粗相する私の愛猫は飼い主思いです、はい。苦笑

トイレを清潔に保つことで、感染による膀胱炎や、汚れたトイレを使うのが嫌で我慢したことで結石が出来やすくなるのを防ぐことができますよ。

ペットシートを利用したり、色の変わらないタイプの猫砂を使えば色の変化に気付きやすいですし、システムトイレはトレー部分に尿を貯めることができるので、いざという時に採尿が簡単に行えます。

便利な商品はたくさん販売されていますが、猫さんにとって環境の変化はストレスになります。

特にトイレというプライベートなスペースの変更はデリケートな問題です。

ストレスが血尿の原因になることもあるため、無理のない範囲で試してみてくださいね。

ストレスが猫の血尿の原因になることも

膀胱炎によって血尿の症状が現れると書きましたが、膀胱炎には結石や結晶によって膀胱が傷つけられて起こるもの、細菌の感染によるもの、原因不明の特発性膀胱炎(猫間質性膀胱炎)があります。

「特発性」は「原因不明」という意味です。

特発性膀胱炎は、10歳以下の若い猫さんが罹患する泌尿器系疾患の約6割を占めていますが、有効な治療法は確立されていません。

続けて様々な病気が発見されるケースが多いために「パンドラ症候群」なんて嫌な呼び名も。

現在では研究が進み、特発性膀胱炎はストレスが原因、特に音に敏感な猫さんが罹患しやすいという説があります。

猫の聴覚は人間の3倍とされ、聞き取れる周波数は人間の20~2万ヘルツに比べて30~8万ヘルツと広く、大きな音はもちろん、飼い主さんが普段気にしていない小さな音が、実はストレスになっている可能性があります。

一般的に、威嚇音や捕食動物を思わせる低い音や金属音が苦手な猫さんが多いです。

「キーボードを叩く音」という意外なものも。

猫さんにとって快適な環境を用意する他、ストレス軽減の効果がある成分(加水分解ミルクプロテインやトリプトファン)が配合されたフードやサプリメントを利用するのもいいですね。

そして冬の寒さによるストレスも健康の大敵。

猫さんも飼い主さんもご自愛くださいね!