実は喜んでない!?猫がぐるぐるごろごろと喉を鳴らす理由とは

猫をなでたら嬉しそうに目を細めてぐるぐる……ごろごろ……聞いてるこっちが癒されますよね。

しかもなんと!この音には治癒効果があるという話も!?

今回は猫のぐるぐる、ごろごろという音の謎に迫りましょう!

猫のぐるぐる、ごろごろ音の秘密とは

「喉を鳴らす」や「喉鳴らし」が辞書に載っているくらいですから、あの音が喉から出ているのは想像に難くないですが、一体どういうメカニズムなんでしょう?

よく聞いてみると……あれ?

喉の音はずっと同じ調子で続いているように思えますが、改めて聞いてみると一瞬途切れ、音が変わっているのがわかります。

これは猫が息を吸い込む、吐くときに途切れ、その都度音が変わっているのです。

音が出るメカニズムははっきりとは分かっていませんが、喉頭の筋肉を急速に収縮させることで声門を収縮・膨張させ、声帯から音を発生させている説が有力です。

しかし横隔膜を使って音を出している例も報告されており、猫によってはお腹近くからぐるぐる音が聞こえることがあります。

ここで我が家のチョコさんのぐるぐる、ごろごろ音をお聞きください(*^-^*)

赤ちゃん猫でも鳴らします

喉鳴らしは生後二日目から見られます。

まだ目も見えず耳も聞こえない赤ちゃん猫が、涙と一緒に初めて上げる鳴き声があのぐるぐるで、重要なコミュニケーションツールなのです。

「お母さん、僕たちは元気だよ。踏まないでね」、「おっぱい飲みたいよ」赤ちゃん猫は喉を鳴らして語りかけ、母猫もそれに喉を鳴らして応えます。

返事をもらって、舐めてもらって嬉しくなるとまたゴロゴロ……。

い、いじらしい……(涙)。

喉鳴らしが愛おしくなります。

ぐるぐるに込められた猫の気持ち

癒しのぐるぐる、ごろごろ音ですが、時に飼い主の危機感を煽ることがあります。

実は、苦しい時にも鳴らすんです。

甘えている・喜びを伝えている

喉を鳴らして母猫とコミュニケーションをとっていた名残が、大人になっても残っています。

そして赤ちゃん猫にとって、母猫は神様同然の大好きな存在です。

飼い主を親と思って、赤ちゃん返りして甘えているとしたら、飼い主冥利に尽きますね!

要求している

猫を撫でてあげると、嬉しさを表現すると同時に、もっと撫でてと言わんばかりに喉を鳴らしますよね。

実にかわいらしい、母猫にお乳をねだっていた頃の名残です。

しかし我らが猫様は、人間と暮らすうちにイエネコ独自の喉鳴らしを生み出したのです。

通常より高周波のそれは「要求のゴロゴロ」と呼ばれ、聞いた者を切迫させ、注意を引き付けます。

人間を操る術を体得している猫様、恐るべし……。

苦痛に耐えている!?

喉鳴らしは機嫌がいい時やコミュニケーションのためだけではなく、苦痛を感じている時にも行われます。

たとえばそれは瀕死の状態であっても……。

25~30ヘルツの喉鳴らしによって脳内で快楽物質エンドルフィンが分泌され、鎮痛や感情を落ち着かせる効果があるとされています。

喧嘩が勃発しそうな時や、ケガやお産で痛みを感じている時、亡くなる直前に喉を鳴らす例も見られます。

人間も最期が近づくと喘鳴が現れますが、関係のほどは分かっていません。

動物病院に連れて行った時に喉を鳴らしていたら、それは病院や獣医師が好きだからではなく、不安や痛みを和らげようとしているのかも知れませんね。

ちなみにこのぐるぐる、ごろごろ音は、聴診器を当てる時獣医さんにとって困りものなんだそうです。

心臓の音が、喉を鳴らす音でかき消されてしまいますもんね。

ぐるぐる、ごろごろに隠された意外な効果と事実とは

自分で自分を癒すことができる猫の能力に驚かされますが、人間にも恩恵があるんです。

治癒効果がある!?

猫自身が痛みを和らげるために喉を鳴らすことはご紹介しましたが、25ヘルツのぐるぐる、ごろごろ音は骨に作用し、新陳代謝を促すことで、骨折の回復を早めるという驚きのデータがあります。

しかも喉鳴らしの独特な周波数は人間にも効くんです!

20~50ヘルツの音は副交感神経を優位にするとされています。

するとホルモンバランスが整えられ、免疫力が上がり、緊張が解けてリラックスできるんです。

治癒目的で猫を飼うアスリートもいるんだとか。

愛猫は、メンタル面でも大きな支えになってくれること間違いなしですね!

喉鳴らしのギネス記録がある!

喉鳴らしの音の大きさは猫によって違います。

家の猫はぐるぐる、ごろごろいってくれない(涙)と思っていたけど、猫の体に耳をくっ付けて聞いてみると小さく鳴っていたなんて話も。

逆に驚くほど大きく鳴らす猫もいます。

イギリスの保護施設から引き取られたマーリン君は「世界一大きなゴロゴロを鳴らす猫」としてギネスに認定されています。

なんにでも記録があるものですね(汗)。

彼のゴロゴロ音は仔猫の時から成猫を上回っており、認定時の大きさはなんと67.8デシベル。これは掃除機の音に匹敵するレベルで、飼い主さんがドライヤーを使っていてもゴロゴロ音が聞こえるとか。

ここまで大きいと癒し効果があるのか疑問ですが、飼い主さんは愛で乗り越えているんでしょうね。

いかがでしたか?

我こそはと思う猫様、ギネスに挑戦してみては?