愛猫の体の中に寄生虫が・・!?
想像しただけで顔をしかめてしまいますよね!
猫の体内に寄生する寄生虫の中で最も数が多いといわれている回虫について、その原因と症状、予防法を解説します!
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回虫ってどこから来るの?猫の回虫症の原因は
回虫は、線虫という種類に分類される寄生虫の一種。
愛猫の小腸に寄生して、ウンチと一緒に卵が外に出て感染が広がったりします。
回虫症といわれる寄生の感染原因は2種類です。
経口感染
回虫をもっているネズミなどの獲物を食べたり、その排泄物が口に入ってしまって感染します。
野良猫を保護した場合や、家から自由に外に出られる環境の猫さんなどは要注意!
まれにリードをつけて外を散歩している猫さんも見かけますが、公園の砂場など他の猫さんの排泄物があるような場所も気を付けないといけません。
母子感染
お母さん猫が回虫に寄生されている場合、母乳を通して感染することがあります。
経口感染と同じで野良猫の赤ちゃんを保護した場合、お母さん猫が寄生虫を持っていないことが100%確実でない場合には感染の可能性がありますね。
完全室内飼いでも、2匹以上飼っているご家庭では猫さんから猫さんへ広がる可能性はあります。
トイレを共有している場合はもちろんですが、他人ならぬ他猫のおしりをクンクンするのが大好きな猫さんですから、感染の危険性は普段の生活の中にたくさん!
猫さんの体の中の回虫は3㎝~10㎝で白や黄色がかった色をしています。
ミミズのように体中を動きまわりながら、小腸で成虫になるんだそうです!
ちょっと想像するのは・・やめておきましょう・・・
人間にうつることも!猫の回虫症の症状を解説します
さて、回虫症の感染経路を解説しましたが、気になるのはその症状ですよね。
実はこの回虫症、特に体力のある大人猫には特に症状が出ないこともよくあるようなんです。
でも免疫力の弱い子猫や病弱な猫さんたちは以下のような症状があらわれることがあります。
- おう吐下痢
- 毛艶が悪くなる
- お腹がふくれる
- 食べているのに痩せる
- 発育不良
これらはちょっと体調が悪かったり別の病気のときにも見られる症状ですが、あれ?と思うきっかけの一つになるでしょう。
また、一番わかりやすいのはウンチの中に白い糸のようなものが混じっているとき。
これは糸の誤飲でない限り、寄生虫です。
すぐにそのウンチを密封容器に入れて病院で検査してもらいましょう!
実はこの回虫は、犬や猫のペットだけでなく人間にも寄生することが分かっています!
ゾワゾワ・・・
人にあらわれる症状も、風邪のような咳・発熱からおう吐やお腹周りのけいれん、処置をせずに回虫が増えると腸閉そくなどの深刻な状態に陥ることもあります。
人への感染も口からなので、子どもが遊んだ砂場に野良犬・野良猫の感染したウンチなどがあると、知らない間に口から入って感染することもあります。
また、飼い猫さんが感染していると、口元を舐められたり、ウンチの処理をしているときに感染するという可能性もゼロではありません!
早めの処置が大切!回虫症を防ぐために愛猫にできること
みなさんが体の中の回虫を想像してムズムズゾワゾワしてきたところで、回虫症にならないための処置をご紹介しましょう(笑)
寄生虫対策は最初が肝心。
子猫が家に来たら、まずは病院にいって虫下しをしてもらいましょう!
生後2か月くらいから定期的に駆除することで、すぐに感染の危険性はなくなります。
この虫下し、専門的には駆虫といいますが、体の中の成虫を駆除してくれます。
でも、成虫だけに効くものなので、もし卵が残っているとその後またその卵がかえってしまいますよね!
なので、卵がかえる2週間ほどの期間をあけて、もう一度病院で検査をしてもらいます。
この2回目の検査で新しい成虫や卵がいなければ、駆除は完了です。
虫下しは簡単な処置なので、2,000円前後+お薬代くらいでサクッと終わりますよ!
子猫のうちは念のために定期的に検査や虫下しをしてもらうと安心です。
ちなみに、2匹目を迎えて寄生虫がいることがわかったら、先輩猫さんの検査も忘れずに!
迎え入れてから最初の駆除が終わったら、その後は完全室内飼いをお勧めします。
外に出ると知らない間に体や手足に回虫が付着して、毛づくろいをしているときに飲み込んでしまいます。
また、室内飼いでもおトイレは常に清潔に保ってください。
ウンチを放置すると、卵が感染できる状態となり、猫さんの口に入ってしまう危険性がありますからね。
回虫は自然に体の中で死んでゼロになることはないんだそうです!
つまり、お薬で駆除するまでずーーーっと体の中で増え続けるんです。
ぜひ愛猫のためにも定期的な検査と室内飼いをおこなってあげてくださいね!
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