猫の噛み付きから感染する病気とは?人・猫それぞれの予防法について

こんなに猫を愛しているのに・・
愛猫にカブリ!と噛み付かれた経験はありますか?

かなりショックな上、噛み付きの力によっては血がにじむほどの傷になることも。

そんな時は、なにか病気がうつっていたらどうしようと心配になりますよね。

そこで今回は、猫さんがもっている病気の中で人間にうつる可能性があるものについて解説したいと思います!

猫ひっかき病ってなに?

まず多いのが、「猫ひっかき病」。

ひっかき病といいますが、深い噛み付き傷からもうつる可能性のある病気です。

少し難しいですが創傷感染といって、猫どうし、または猫から人へと傷を介して感染することが原因です。

この猫ひっかき病は、猫さんが感染していても全く影響がない病気なんだそうです!

つまり、感染していても害はないし、気づかないし、治療も必要ない。

それが人間に感染すると様々な症状を引き起こすんです。

  • 傷が赤くはれる
  • 傷に近いリンパ節が腫れあがる(わきの下、足のつけ根など)
  • 微熱、倦怠感、関節痛や頭痛など

これらの症状はバルトネラ・ヘンセレという菌が原因で、噛まれたりひっかかれたりしてから3~10日ぐらたってからあらわれます。

リンパ節の腫れはひどいときには卵くらいの大きさになったり膿が出てくるときも!

軽傷であれば自然に治るまで数週間~数か月、腫れがひどかったり影響する基礎疾患を持っている患者さんには抗菌剤や病院での適切な治療が必要になります。

どんな病気も同じですが、免疫力の弱いお年寄りや小さな子供は重症化することもあるので要注意ですね。

猫さんが感染するのを防ぐためには、完全室内飼いが有効です。

というのも、このバルトネラ・ヘンセレ菌は野良猫など菌を持っている猫の血を吸ったノミのウンチが猫さんの歯や爪につくことで広がるからです。

一度菌をもってしまうと猫さんの中では1年~2年感染が続くと考えられています。

特に野良猫を保護した場合には家庭内でなるべく濃厚な接触(口移しや傷を作るほどのじゃれあい)を避けて、適切にノミの駆除を行ってくださいね。

また、小さなお子さんがいる家庭では、特に野良猫を触ったあとにはすぐに手を洗うという習慣づけができると安心ですよ。

パスツレラ症ってなに?

パスツレラ症も猫さんが持つ病気でとっても多いもののひとつです。

原因はパスツレラ菌で、なんとほぼ100%の猫さんの口の中に常にいると考えられているんです!

猫ひっかき病のバルトネラ・ヘンセレ菌と同じく、猫さんには何の症状も現れないことがほとんです。

パスツレラ菌は人や動物に日和見感染をおこします。

日和見感染とは、免疫力が低下しているときに症状があらわれる感染のことをいいます。

症状は、

  • 呼吸器の不調(風邪のような症状、気管支炎、喘息、肺炎など)
  • 傷あとの激痛、赤くはれる(傷を受けてから30分~比較的すぐ)

と、大きく二種類に分けられます。

当然ですが、喘息や気管支炎をもっている人は呼吸器系にあらわれやすく、肺炎などに注意です。

高齢者や喘息もちのお子さんなどですね。

糖尿病を放置していたり、HIVや悪性腫瘍によって免疫機能が低下している患者さんも要注意。

最悪の場合、敗血症や肺炎、骨髄炎など重症化して命の危険もあります。

猫さんから人への感染は、接触感染が主だと考えられています。

つまり噛み付きやひっかき、キスや口移しなどです。

傷をうけたら必ず消毒して、傷跡を注意深く見ておいてください。

痛みや腫れが出たらすぐに病院へ行って、受診の際に猫さんとの接触があったことを忘れずに伝えてくださいね!

軽傷の場合には抗生物質がよく効きますので、お医者さんに相談するといいと思います。

受ける側の人の免疫力によって、症状の重さが全く変わってしまうのがパスツレラ症です。

ご自身はもちろん家族の健康状態によってはなるべく猫さんとの過度の接触を避けるなど、予防策を考えましょう!

破傷風や狂犬病ってなに?現代にもあるの?

怖いイメージのある破傷風も、傷口から感染する病気の一つ。

先進国では三種混合ワクチンなど(現在日本では四種混合ワクチン)の普及で発症例は減っていますが、日本でもいまだに年間50~100人の感染が報告されているようです。

破傷風菌が原因となり、その神経毒によって全身けいれんを中心に広く神経症状があらわれ、現代でも致死率は10%以上の恐ろしい感染症です。

ペットや家畜など、動物も感染する病気ですので、野良猫からの噛み付きやひっかき傷はもちろん、飼い猫との接触の際にも十分注意が必要です。

そして狂犬病。

狂「犬」病というネーミングですが、猫もかかる恐ろしい病気です。

日本では昭和32年から狂犬病の報告はないため、基本的に室内飼いの猫さんへの予防接種などはおこなう必要がないとされています。

ただし、狂犬病を発症してしまった動物(人間も含めて)の致死率は100%。

本当におそろしい病気なんです。

感染後1~2ヶ月で発症し、最終的には脳炎症状(不安、錯乱、興奮、幻覚など)からこん睡状態となり、呼吸停止となってしまいます。

そしてこの破傷風も狂犬病も、海外ではまだまだ日本よりも危険な地域が多いんです!

もしもペットと一緒に海外勤務などとなったときには必ず!!予防接種を受けてください。

わたしの友人でフィリピンのマニラに猫と暮らしている人がいますが、やはり野良猫には絶対に触らない、猫さんは完全室内飼い。

会社によっては、駐在になる人に破傷風と狂犬病の事前ワクチン接種を義務付けているところもあるくらいだそうです。

地元の人も、噛み付きやひっかき傷になったときには仕事を早退してでもすぐに病院に行って3回以上のワクチン接種を受けるそうなので、どれだけこれらの病気が恐ろしいかが分かりますね。

いかがでしたか?

飼い主さんが健康でいることが猫さんを幸せにする第一歩ですよね。

猫さんからうつる病気について正しい知識をもって、「このぐらい大丈夫」と思わないこと。

猫さんに噛まれたりひっかかれたりしたらすぐに病院で診てもらう習慣をつけることが大切です!

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