みなさんが飼っている猫ちゃんは、車に乗るのが得意ですか?
多くの猫ちゃんは車に乗るのが苦手だと思います。
自分の縄張りである家から離され、常に揺れる環境に晒されるため、不安やストレスを抱えてしまう子が多いでしょう。
私が飼っている猫も、車に乗った途端に不安そうな顔をしてこちらを見て鳴いてきます…。
病院に連れて行かれるのがわかっての不安顔かもしれませんが(^^;
病院に行く程度であればまだしも、引っ越しなどで長距離の車移動が必要な場合もあるかもしれません。
では、そういった場合、どういったことに気を付ければいいでしょうか?
今回は、【猫を車に乗せて移動するときの注意点】についてご紹介します(*’▽’)
目次
短時間の車移動でも気をつけたいこと
猫を車に乗せる機会と言えば、病院やペットホテルなどの近所であることが圧倒的に多いでしょう。
そういった短時間の移動の際でも、猫を車に乗せる時に気をつけたい点はいくつかあります。
キャリーケースに入れる
どれだけ猫が車移動に慣れていたとしても、車に乗せている間は必ずキャリーケースに入れてあげましょう!
「窮屈そうで可哀想…ちょっとだけなら大丈夫かな?」と思い、キャリーケースから出して車内を自由に歩かせることはNGです(;´・ω・)
というのも、猫は狭いところに入りたがるため、運転席の奥のブレーキやアクセルペダルの近くに行ってしまうことがあります。
そうなると、運転の支障を来してしまい、事故を起こしかねません!
また、事故もそうですが、窓やドアをふっと開けた時に猫が脱走してしまう危険性もあります。
見知らぬ土地での脱走は、猫もパニックになりますし、飼い主さんも土地勘がないため非常に探しにくいです。
猫ちゃんにとっても、人間にとっても、安全を守るために車移動の際はキャリーケースに入れてあげることが重要です。
キャリーケースに嫌がらずに入ってもらう工夫
そもそもキャリーケースに入ることを嫌がる猫ちゃんもいると思いますが、そういった場合は、普段からキャリーケースを近くに置いて慣れさせてあげるといいですね^^
キャリーケースに入ったらおやつをあげたり、遊んであげたりすると、「キャリーケースに入るとイイことがある!」と猫が思ってくれるので、キャリーケースに入る抵抗感が少なくなるそうです。
また、キャリーケース内に猫ちゃんがよく使う毛布などを入れてあげるのも、自分のニオイを嗅ぎ取ってリラックスできるので効果的です!
そして、キャリーケースの中には、車移動を考慮して、シートベルトを固定することができるものもあります。
車の揺れも少なく感じますし、万が一急ブレーキをかけた時でもシートベルトでキャリーケースごと守ってくれるのでオススメです^^
いつもよりも安全運転で
普段から安全運転を心掛けているドライバーさんがほとんどだと思いますが、猫ちゃんを乗せている時はいつも以上に気を付けましょう♪
急発進・急停車を避けるのはもちろんですが、運転速度をいつもより少し落とすのも安全運転に繋がります。
猫によっては乗り物酔いをしやすい子もいるので、車の揺れは少なくしてあげたいですね^^
車内環境を整える
車移動でのストレスを最小限にするために、車内の環境も整えてあげるとベストです。
- 猫が過ごしやすい空調にする
- 音楽のボリュームは控えめに
- 車に芳香剤は置かない
夏の暑い日は冷房を入れると思いますが、ガンガンに冷房を効かせてしまうと猫ちゃんは寒いと感じてしまいます。
人間が快適と感じる温度より少し高い温度に設定してあげるといいでしょう^^
長距離移動で気をつけたいこと
それでは、引っ越しや旅行などの長距離の車移動で、特に気をつけたいことはなんでしょうか?
こちらもいくつかお伝えしたいと思います(*’▽’)
体調を確認してあげる
長時間猫を車に乗せることが決まったら、数日前から猫に体調変化が見られないか注意してあげることが大事です。
体調が悪い中での長時間移動はかなり厳しいです。
いつも通りの体調であることを確認してから出発してあげるといいでしょう^^
出発直前にごはんは食べさせない
「移動している間はごはんが食べられなくなるかもしれないから出発前に食べさせてあげよう…」と思う方もいるかもしれませんが、多くの猫は出発前にごはんは食べさせない方がいいそうです。
胃の中にごはんが残っていることで乗り物酔いをしやすくなることが多いからです。
逆にごはんを食べた方が乗り物酔いしにくい猫ちゃんもいますが、それ以外は出発直前にごはんを食べさせない方がいいでしょう。
こまめに休憩する
長時間の移動は猫も疲れてしまいます。
1~2時間に1回を目安に猫もドライバーも休憩をとることをオススメします^^
- 窓を開けて空気の入れ替えを行う
- 猫に直接触って気持ちを落ち着かせてあげる
- 飲めるようであれば、口が湿る程度の水を与える
休憩中はこれらのことを行ってあげるといいですね♪
キャリーケース内にペットシーツを敷いておく
いつもと違う環境でトイレを我慢する猫が多いですが、万が一のことを考えて、キャリーケース内にペットシーツを敷いておきましょう。
急なトイレにも対応できるので、飼い主さんも安心です^^
併せて、処理できるようにウエットティッシュやゴミ袋なども用意しておくといいですね。
猫の車酔いの対策
猫の中には車酔いをしてしまう子がいます(´;ω;`)
事前に猫の車酔いについて知っておき、対策をとれるようにしておきましょう。
車酔いの症状とは?
猫が車酔いになると現れる症状はこれらです。
- 口を開けて呼吸を続けている
- ヨダレが出たり、泡を吹く
- 吐く
- 落ち着きがなくなる
車酔いの対策
猫の車酔いの対策としては、既に上記で紹介した注意点が基本となります。
運転中常に猫ちゃんのことを気に掛けるのは危ないですが、車が止まっていて安全な時にこまめに気に掛けてあげるといいでしょう(o^―^o)
同乗者がいれば、なお安心ですね!
猫用の酔い止め薬もある
猫にも人間と同じように、酔い止め薬が存在します。
酔いやすいから猫に薬を飲ませたいという場合は、獣医さんとよく相談の上、動物病院でお薬を処方してもらいましょう^^
車に酔いやすい猫ちゃんであれば、予め薬を持っていることで飼い主さんも安心できますね。
まとめ
猫が車に乗った時に気をつけたいことをご紹介しました(*’▽’)
猫ちゃんと移動する時に車を使う方はとても多いと思いますので、ぜひ参考にしていただき、車酔い対策を行っていただけると嬉しいです♪