TwitterなどのSNSでは、毎日のように脱走した迷子猫の特徴が書かれた情報を見ます。
その情報を見る度に、早く見つかってほしいと願うばかりで心が痛いです。
皆さんは「もしもうちの猫が脱走し迷子になってしまったら…?」と考えたことはありますか?
「うちは室内飼いだから大丈夫!」と、猫を飼い始めた当初は私も思っていましたが、室内飼いでも脱走して迷子になる可能性はゼロではないのです(´;ω;`)
今回は、愛猫が脱走してしまい、迷子になってしまった時の探し方と帰ってくる確率を上げる方法についてこちらでご紹介します!
目次
完全室内飼いの猫でも脱走して迷子に!探し方と帰ってくる確率を上げる方法とは
迷子猫は外飼いが多いイメージがありますが、残念ながら完全室内飼いの猫ちゃんでも脱走して迷子になってしまうことがあります。
迷子になってしまう理由として一番多く占めるのが、窓からの脱走です(;_;)
洗濯物を干す時など窓を開けた瞬間にピューっと脱走してしまうことが多いそうです。
また、他にもドアからの脱走、動物病院に連れて行く時、地震などの災害時にはぐれてしまうことも理由として挙げられます(´;ω;`)
脱走して迷子になってしまった時どうすればいい?
今まで家の中でしか過ごしたことがない猫にとって、外の世界は未知の世界。
そのため、迷子になった猫はパニック状態に陥ります。
飼い猫をすみやかに探すために行うべきことを、次で確認していきましょう。
家の周辺を探す
多くの迷子猫は家の敷地内や近所で見つかる場合が多いです。
実際に迷子猫が見つかるのは、自宅から半径200~300m以内で、広くても1kmいないにいることがほとんどなのだそうです。
そのため、脱走してすぐであれば、入念に家の周辺を探すことが何よりも大事になります!
飼い猫を見つけたときに、注意したいことがいくつかあります。
- 大声を上げずに、いつも呼んであげているトーンで名前を呼ぶ
- 猫に向かって走り寄らずに、腰を低くしながらゆっくり近付く
- ごはんを見せながらゆっくり近付く
飼い猫を見つけた喜びで大きな声を上げたり、駆け寄ったりしたいところですが、パニック状態の猫ちゃんに刺激を与えてしまうと、目の前にいても逃げられてしまうこともあります。
そっと、そっと…優しく近付いてあげて、ごはんを見せたりして警戒を解いてあげましょう。
この時、ごはんはニオイの強いウエットフードだとより効果的だそうです^^
飼い猫が使っている猫砂を家の周辺に少しずつ巻くことで、自分のニオイにつれられて姿を現すこともあるそうです。
また、猫ちゃんを探す時は、車の下や室外機の下、側溝の中、植え込みなど、猫が好きそうな物陰を中心に見ていきましょう。
保健所などに連絡を行う
家の周辺を探しても見つからなかった場合は、他の人に保護されることなどを想定して、保健所などに連絡をしましょう。
連絡すべき場所は以下の通りです。
動物愛護センター・保健所
飼い主不明の猫が収容されています。
迷子届を提出して、情報を共有しておきましょう。
警察署
飼い猫を保護した人が、落とし物として警察に連絡している可能性もあります。
こちらにも保健所と同様に、猫の特徴(写真も)とご自身の連絡先を伝えておきましょう。
動物病院
保護した時に飼い猫がケガをして、動物病院に連れて行ってくれている場合もあります。
そのため、家の近くの動物病院には何軒か連絡をしておくと安心でしょう。
清掃局
清掃局は、道路で事故に遭った動物を引き取っています。
考えたくはありませんが、どうしても飼い猫が見つからない場合は連絡をしておきましょう。
チラシを作る
家の周辺で迷子猫が見つかることが多いので、近隣の人に猫を探していることを伝えることも有効です。
チラシを作って、コンビニや公園、神社、動物病院などに貼らせてもらったり、周りの家の郵便受けに入れたりしてもいいでしょう。
迷子猫のチラシを作る場合は、以下の情報を載せておくといいです。
- 猫の顔・全身・しっぽの特徴がわかる写真(カラー)
- 名前、性別、猫の種類
- 首輪、迷子札、マイクロチップの有無
- その他特徴(模様、形など)
- 連絡先(名前、電話番号)
また、「見つけても捕まえようとせずに、連絡をください」と文言を入れるといいそうです。
猫にとって知らない人に追いかけられると恐怖感を覚え、その場から逃げてしまいます。
そうなると、別の場所へ移動してしまうので、また一から探さないといけなくなってしまうこともあり得るのです。
ペット探偵に探してもらう
迷子猫を探してくれる専門の業者に依頼するのもアリです。
私自身あまり聞いたことがありませんでしたが、迷子になったペットを探してくれる「ペット探偵」というものもあります。
飼い猫が迷子になってしまうと、不安で夜も眠れなくなったり、ごはんを食べられなくなったりと、飼い主さんの心身も疲弊してしまいます。
ペット探偵を利用することで、飼い猫の捜索のサポートにもなりますし、何より迷子猫を見つけるプロなので、とても頼もしい存在になるでしょう。
自宅から遠く離れた地で迷子になってしまうと、飼い主さんも土地勘がないため捜索が難航することが多いそうです。
そういった場合には、ますますペット探偵のような専門の業者に依頼した方がいいでしょう。
ペット探偵は、3日間利用するだけでも相場6万~8万円と、決して安い料金ではありません。
しかし、素人が探すよりも猫を見つける可能性は非常に高く、業者によっては発見率80%のところもあります。
また、捜索を依頼するのが早期であればあるほど、発見率は高くなるそうです。
ペット探偵に依頼するのも一つの方法として検討するのもいいかもしれません。
その際には、悪徳な業者に依頼することのないよう、ご注意ください。
野良猫に伝言をお願いすると猫が帰ってくる!?
ネットで話題なのが、「野良のボス猫に伝言を頼むと猫が帰ってくる」という話です。
「うちの猫、長いこと戻らないから帰ってくるように言っといてくれない?」とボス猫にお願いをしたところ、数時間後に迷子になっていた飼い猫が飼い主さんの元へ戻ってきたそうです。
一帯を縄張りにしているボス猫であれば、迷子になっている猫の所在がわかるのか…?そもそも、猫が人間の言葉を理解できたのか…?
その真偽は定かではありませんが、どんな手段を使ってでも迷子になった猫ちゃんには帰ってきてほしいので、試してみる価値はありますね。
飼い猫を見つけて捕獲するまでのポイント
こちらでは、飼い猫を見つけて捕獲するまでのポイントをお伝えしていきます。
捜索時に必要なもの
まず飼い猫を探す時に必要なものがあります。
- 懐中電灯
- フードやおやつ
- 飼い猫がいなくなった場所周辺(半径300メートルほど)の地図
また、猫を見つけた時のためにキャリーバッグを持ち歩いて探すことも考えられますが、捜索時に荷物になってしまうので、一旦家に置いておいてもいいそうです。
猫を見つけてもすぐに逃げられてしまうことはあまりなく、実際は怯えてその場をすぐに離れないことが多いので、キャリーバッグを家に取りに帰っても間に合うようです。
捜索時のポイント
迷子になってしまった猫は、物置や車の下、植え込みの間など、自分が安心できるスペースを確保してじっとしていることが多いそうです。
そのため、探すときには自宅や近所をくまなく探すことが一番です。
探すために敷地に上がらせてもらう場合は、しっかり許可をとっておきましょう。
また、猫がいなくなったこと、その猫の特徴も伝えておくと、猫を探す目が増えるので見つかる可能性は上がります。
見つけた時に注意したいこと
飼い猫を見つけたときに、注意したいことがいくつかあります。
- 大声を上げずに、いつも呼んであげているトーンで名前を呼ぶ
- 猫に向かって走り寄らずに、腰を低くしながらゆっくり近付く
- ごはんを見せながらゆっくり近付く
飼い猫を見つけた喜びで大きな声を上げたり、駆け寄ったりしたいところです。
しかし、パニック状態の猫ちゃんに刺激を与えてしまうと、例え飼い主さんであってもその場から逃げられてしまうこともあります。
そっと優しく近付いてあげて、ごはんを見せたりして警戒を解いてあげましょう。
この時、ごはんは普段のドライフードではなく、ニオイの強いウエットフードだとより効果的だそうです(^^♪
飼い猫を捕獲したあとに行うこと
無事に飼い猫を見つけることができたら、動物病院に連れて行ってあげましょう!
ぱっと見てケガが見当たらなかったとしても、他の猫から病気をもらっている可能性があります。
また、チラシを貼らせてもらったところなど、飼い猫を探してもらうにあたって協力してもらったところにも一報入れておきましょう(o^―^o)
チラシも個人情報になるので、すぐ剥がしてもらって悪用されないようにしておきます。
逆に迷い猫を見つけたら?
迷子の猫を見つけたら出来る限り保護をしてあげてください。
そのまま放置していると猫は移動してしまい、飼い主さんとの再会が難しくなったり、交通事故に遭遇する可能性も高くなってしまいます。
もしも迷い猫を保護したら、警察や保健所へ連絡し、飼い主から連絡が入っていないか確認をするようにしましょう。
迷子猫なのか、それとも野良猫なのか、外を自由に行き来している猫なのか…見ただけでは判断しづらく、保護しにくいのが現状です…。
そのためにも、後述にもありますが、飼い猫であることが一目でわかるように飼い猫には首輪を普段から着けておくことをオススメします(^^)/
迷子にならないための対策方法とは?
窓や扉の開け閉めの際、猫ちゃんが脱走しないか気をつけることはもちろんですが、脱走防止柵などを使用するのもいいかもしれません。
また、迷子対策として完全室内飼いを徹底することも大切です。
あとは、迷子になってしまった時に見つけやすくなるために、以下の対策を行っておくと安心です^^
迷子札や首輪を着ける
飼い猫であることが一目瞭然な首輪を着けるのが手っ取り早いです。
首輪に慣れるように、猫ちゃんが小さい頃から付けておくといいかもしれません^^
また、飼い主の連絡先などが書いてある迷子札を付けてあげてもいいでしょう。
最近では、首輪と一体型のものやGPS付の迷子札もあります。
ぜひ、色々探してみてください(^^)/
マイクロチップを装着させる
猫の背中に皮下注射して、身元の情報を入れる小さなチップをマイクロチップといいます。
マイクロチップがあれば、迷子猫になっても自治体や動物病院などでマイクロチップの情報を読み取ることができるので、飼い主さんとすぐに連絡をとることができます。
マイクロチップを装着させる時には麻酔を行うので、猫ちゃんに痛みはありません。
また、マイクロチップによる健康被害もなく、各種検査も問題なく行うことができます。
デメリットはほとんどありませんので、迷子対策としてぜひ行いたいものになります(*’▽’)
猫脱走防止柵を設置する
猫が脱走してしまう原因は、窓やドアからが最も多いです。
そこで、外への出入りができる箇所に脱走防止柵を設置するのも効果的です。
既製品を購入する方が多いですが、中には自宅に合わせてDIYする方もいるようです( ゚Д゚)スゴイ!
また、突っ張りで柵を固定するにゃんがーどのようなタイプであれば、賃貸でも床や壁を傷つけずに使用することは可能です。
帰宅は前もって連絡して廊下に出さないようにしてもらうなどなかなか大変・・・。
にゃんガードを設置してからはその心配もなくなり、猫も行動を制限されないのでストレスが減ったのではないかと思います。(H様から頂いたお写真とレビューの抜粋です)#ねこ工房 #にゃんがーど #ねこ専用脱走防止扉 pic.twitter.com/2XGtQbL1PU
— 長谷川大樹@ねこ工房 (@daiii0622) October 27, 2019
網戸にしていても、力のある猫ちゃんであれば壊して外に脱走することも容易です。
また、飼い主さんの行動を真似して窓を自力で開けてしまう猫ちゃんもいるそうです(^^;
思わぬところで猫が脱走してしまう危険があるので、猫脱走防止柵を用意したり、日頃から脱走しそうな経路に注意を配ったりする必要がありますね。
猫発見機を用意しておく
イギリスで発売された猫発見機「LOC8TOR」というグッズもあります。
子機(タグ)を猫に着けさせ、親機でその子機の居場所を光と音で教えてくれるそうです。
万が一の時に備えて、こういったグッズを用意しておくのもいいかもしれません(´▽`)
ロケーターの詳細はこちらから!
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まとめ
今回記事を作成するにあたって、ペット探偵という存在を初めて知りました。
費用は高いのですが、見つかる確率が想像以上に高いことに驚きました。
最近では、飼い猫がいなくなってから数日でペット探偵に依頼する方も多く、早期依頼によって発見率は更に上がるようです。
また、迷子対策は私自身ほとんど行っていなかったので、見直す機会にもなりました(*_*)
首輪の装着も、どこかに引っ掛けて首が締まったらイヤだし、猫もイヤだよね…と避けていましたが、誰が見ても飼い猫であることがわかるグッズなので前向きに検討したいですよね。
最近の首輪は、一定以上の重さがかかったときに外れてくれるセーフティバックル付きの首輪が主流なので、首が締まる問題はほとんどありません。
あとは、猫ちゃんが不快に感じないような素材でできた首輪を選んであげて、慣れさせてあげるといいですよね(*^^*)
自分の猫ちゃんが迷子になって見つからなかったら。車と事故に遭っていたら。
考えるだけでも胸が痛くなります。
迷子にならないように、ぜひ今のうちから対策を行っておきましょう!