ペット可のマンションに引越して、猫を飼い始めたい・・!という方は多いのではないでしょうか。
かくいうわたしも、マンションで猫さん2匹と暮らしています。
今日は、マンションやアパートなどの集合住宅で猫さんと暮らすときの飼い方のコツ、注意点についてみていきましょう!
と、本題に行く前に。
まずなによりも先に、お住まいがペット(猫)飼育OKであることは大前提です。
猫は犬のように吠えないからこっそり飼ったら分からないでしょう、というのは絶対にやめてくださいね!
賃貸契約で認められていない飼育が見つかったら大きなトラブルになります!
一戸建てでの猫の飼い方についてはこちらの記事で書きましたのでよかったらどうぞ(*^-^*)
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目次
マンションで猫を飼う時に気をつけることとは?
防ぎたいことその1:愛猫さんの脱走と事故
さて、猫さんOKのお部屋が見つかったら、猫さんを迎える前に準備したいことがあります。
それは、猫さんの安全を確保すること!
猫は俊敏でジャンプ力もある動物です。
人間では考えられないしなやかさとジャンプで、行けないだろうと思っている場所に行ってしまいます。
マンションで飼育をするときに一番怖いことは、やはりベランダからの脱走・転落事故だと思います。
猫は高いところから落ちても大丈夫と言われますが、それはあくまで木の上や自然界でのこと。
高いマンションのベランダからコンクリートの道路に落ちて無事なはずはありません。
また、物干し竿をつたってお隣のベランダに侵入してしまった、という曲芸をやってのけた猫さんの話も聞きます!
まずは猫さんがベランダに自由に出られないように対策が必要ですね。
一番よいのは、飼い主さんが洗濯物を干したりする間はベランダに近づけないようにすることです。
お部屋が分かれているなら閉めてしまう、そうでなければ短時間だけケージなどに入ってもらう、など。
また、換気のために窓やベランダのドアを開ける場合には、網戸だけでは不安です。
猫さんの体当たりとするどい爪で簡単に破られてしまいます!
そんなときにはワイヤーネットを取り付けておくと安心ですよ!
ホームセンターなどで、ペットのいるお宅もしくは赤ちゃんのいるお宅用にいろんな脱走、転落防止の柵やセーフティゲートが売られています。
一度近くのホームセンターやネットショップを覗いてみることをおすすめします!
防ぎたいことその2:大家さんとのトラブル
さて、部屋の中で猫さんの安全が確保できたら、周囲への配慮を考えていきましょう。
まずは大家さんとの間で起こり得るトラブルについて。
ペット可の賃貸にしている大家さんの多くは、ペットを受け入れることのデメリットも理解している方が多いのでしょう。
それでも退去時の敷金精算の際、床や壁の傷をめぐってかなりの修理代やリフォーム代を請求されてトラブルになることが考えられます。
できればきれいな状態でお返しして、お互い気持ちよくいたいですよね。
壁の傷を防ぐ!
壁の傷の原因は、もちろん爪とぎです!
しかし、猫さんの野生時代からの習性である爪とぎをやめさせることはできません。
猫さんにとっては重要なルーティーンであり、ストレス発散法ですもんね。
まずはお部屋の中にお気に入りの爪とぎスポットを作ってあげること。
キャットタワーの柱でもいいですし、市販の爪とぎを置いてあげてもいいです。
猫さんは常に理想の爪とぎを追求していますので、諦めずにお気に入りを見つけてあげてください。
次に、猫さんの爪が引っかかりそうな素材の壁紙や柱には、「爪とぎ防止シート」を張ってあげましょう!
楽天やAmazonで多数売られていますが、つるつる素材のはがせるシートです。
壁紙全体じゃなくても、猫さんが背伸びをして届く範囲まででいいと思いますよ!
床の傷を防ぐ!
フローリングの床の場合は要注意です。
爪を切っていたとしても、猫さんたちが運動会をしているとどうしても傷がついてしまうんですよね。
走り回るところをメインにカーペットを敷いたり、フローリング用の保護シートがあると安心です。
ここにもつるつる素材をはってしまうと猫さんが滑って足を痛めてしまう危険がありますので、保護シートを張る場合にはかならず素材を確認しましょう。
爪があたる音というのは、意外と下の階に響いてしまいます。
わたし自身、上の階の方が小型犬を飼っていたときに悩まされました・・
特に猫さんの運動会は深夜だったり早朝が多いので、次に書くご近所さんとのトラブル防止のためにも、床の保護というのはしっかり対策しておきたいですね!
防ぎたいことその3:ご近所さんとのトラブル
大きな傷を残さなければ、大家さんとのトラブルは心配ありません。
そこで一番気になるのは、ご近所さんとのトラブルですよね・・
ペット飼育可だからといって、みんながみんなペットを飼っているわけではないと思います。
犬はいいけど猫は嫌い、という方もいるかもしれません。
猫が苦手な人にとって、猫の何が気になるのか、考えていきましょう。
猫の鳴き声によるトラブルを防ぐ!
猫が苦手、という人の中には、発情期のあの独特な鳴き声が嫌いだという人は少なくありません。
繁殖の予定がないのであれば、将来的な生殖器や内臓の病気を防ぐためにも避妊・去勢手術を検討してください。
発情期が来ても交尾・妊娠しないことを繰り返すと猫さんのストレスになるともいわれています。
避妊・去勢はかわいそう、と思われる飼い主さんもいるかもしれませんが、獣医さんによく相談して、メリット・デメリットを聞いてみてくださいね。
猫は比較的静かな動物ですから、発情期に異性を呼ぶ鳴き声以外はそんなに周囲に響くほどの鳴き声をあげることはないと思います。
避妊・去勢をしていても叫ぶように鳴く場合には、ストレスや病気を抱えている可能性もありますので、一度病院で相談することをおすすめします。
猫の臭いによるトラブルを防ぐ!
次に気をつけたいのは、猫さんのおしっこ・うんちの臭い。
猫さんには他の動物のようなケモノ臭さはありませんので、臭いのトラブルといえば排泄物ですね。
そう、猫さんのおしっこ・うんちは相当に臭いです・・!
これはどうしようもない事実。
もし、ご近所さんから臭いに関するクレームが来るようなら、トイレの場所とお掃除を考えるしかありません。
まず当然のこととして、猫さんへのトイレトレーニングはしっかりおこないましょう。
その上で常にトイレを常に清潔に保ちます。
固まるから、砂で隠れているからといって排泄物を放置しないでくださいね。
トイレが汚いと、クレームの前に猫さん自身がストレスを感じてしまい、トイレ以外で粗相をしたり尿意・便意を我慢してしまって病気になってしまうこともありますよ!
また、排泄物の処理は使っている猫砂や自治体によって異なるかもしれませんが、砂のついていないうんちは水洗トイレで流していいというところは多いそうです。
それでもおしっこで固まった砂は可燃ごみで出すというところがほとんどですよね?
その場合には、可燃ごみの日までは密閉できるゴミ箱で臭い漏れのないように溜めておき、ゴミを出す際には収集日の前夜ではなく朝に、袋が破れないよう二重にするなどの工夫をして臭い漏れを防ぎましょう!
夏などは特に臭いが気になるので、自分の家から早くゴミ捨て場に出しちゃいたいという気持ちは分かります!
それでも、集合住宅のゴミ捨て場はみんなが使うところですから、なるべく短時間で臭いが漏れないように捨てる努力をしなければいけませんね。
いかがでしたか?
マンションなどの集合住宅では、いろんなトラブルが考えられます。
猫好きな人もそうでない人も、自宅を一番快適で安らげる場所にしたいというのは同じ。
お互いに配慮をしながら暮らせるといいなと思います。
猫さんを飼いはじめる前にしっかり対策をして、快適に愛猫とのマンション暮らしをスタートさせたいですね!