早速ですが、「猫にマタタビ」と言いますが、意味はご存知でしょうか?
「マタタビ」とはいったい何なのか?
猫にもたらす効果とはなんなのか、健康面で害はないのか調べてみました。
今回は猫にマタタビを与えた効果とマタタビの成分についてご紹介致します。
猫にマタタビをあげるとどんな効果があるの?
昔から「猫にマタタビ」と言いますが、言葉の由来は「非常に好きなもの」、「与えれば効果が著しい」と言うたとえで使われています。
猫にマタタビを与えると一時的に恍惚状態や、酔ったような状態になり、目がトローンとして体をくねくねさせ、床に体をこすりつけて気持ちがいいのでそのまま眠ってしまう猫もいれば、興奮して走り回る猫もいます。
マタタビは習慣性はなく常用しても問題はありません。
1回与えると20~30分ぐらいで正常に戻ります。
人間でいえばお酒に酔ってヘベレケ状態になる感じです。
与える回数は週に2~3回でいいでしょう。
マタタビを粉状にしたものは小袋に分けてある物だと1袋で約0.5g入っています。
1回の与える量は少量で耳かき半分程度でいいそうです。
独特のニオイがして目に刺激がありますので、開封する時は注意が必要です。
猫にマタタビを大量に与えると呼吸困難に陥る場合もあるので、適量を守ってくださいね!
また、心臓の弱い猫、心臓疾患のある猫には与えない方がいいでしょう。
フードにかけたりするのもよくありません。
マタタビの効果は食欲がない時やストレス解消、気分転換に使ってあげるといいです(*^-^*)
爪とぎをしない場合は爪とぎに少し振りかけてあげるとニオイにつられて興奮状態になり、爪を研ぎだす場合もあります。
しかし、全部の猫がマタタビに反応をするわけではありません。
まったく、興味を示さない猫もいます。
マタタビの成分って何?
マタタビに含まれている『マタタビラクトン』という成分が猫の脳を麻痺させ、運動中枢神経を鈍らせます。
なので、一時的に泥酔状態になったり、恍惚状態になるようです。
なぜそうなるかの原因は不明だそうですが、ライオンやトラに試しても効果は同じ様です。
持続時間は20~30分ですので、その後はケロッとして「ごはん~」って言ってきます。
猫的には「なんかスッキリ!」したという感じでしょうか?
マタタビは漢方薬にも使われ、その効能は血行促進、血流改善、疲労回復など人間にとっても嬉しい効果があります。
地域によりますが、乾燥させてマタタビでお茶やお酒を造ることもできますし市販されています。
マタタビの実はみそ漬けや塩漬けにして食品としても利用できます。
マタタビ酒やお茶を眠る前に飲むと、ぐっすり眠れて疲労回復に効くようです。
数年前の猫雑誌「猫生活」では、マタタビ特集「マタタビの謎を追え!」が組まれ50匹の猫(♂29匹、♀21匹)にマタタビを与えた結果、泥酔状態は20%、嬉しそうな反応は60%と80%はマタタビに反応しています。
♂の3割は泥酔状態に陥ったそうです。
喉をゴロゴロと鳴らして目はうつろ、よだれを垂らして眠ってしまう猫を想像するだけでおもしろくありませんか?
お酒で人間がストレス解消するのと同じですね。
しかし、人間のお酒も猫のマタタビも程々にしないとといけませんね。
子猫にマタタビは大丈夫?マタタビの実は与えていいの?
「マタタビは使ったことがない!」、どうやって使えばいいのかわからない場合は、最初は少量でニオイを嗅がせてみましょう。
興味のある猫は舐めたり、ニオイを嗅いで、頭を手になすりつけてきたりします。
少量なら舐めても健康面に害はありません。
また、子猫に与えても大丈夫です。
ですが、赤ちゃんの時は、生後数か月の場合はよく遊び、なんにでも興味津々なので遊び疲れて眠ってしまうのでとくに与える必要はないと思います。
老猫や心臓の弱い猫には与えない方がいいでしょう。
猫に使われるマタタビは乾燥マタタビです。
マタタビの実はどんぐりのような形で、誤って飲み込んでしまい、器官を詰まらせ開腹手術になったという事もあります。
おもちゃと間違えて転ばせて遊んでいるうちに食べてしまったという事は猫にありがちです。
必ず、猫用のマタタビを購入して下さい。
猫に与えるマタタビは色々な物が販売されています。
粉状の物、マタタビの木、シート、マタタビの粉が入ったおもちゃ、スプレーなどはおもちゃに振って使います。
爪とぎのおまけで粉状のものがついている場合もあります。
かまってちゃんの猫にはたまにはストレス解消のために与えてリラックスさせてもいいのではないでしょうか。
猫が眠っている間の30分で飼い主さんは掃除機をかけたり、洗い物を済ませたりできますよ(^_-)-☆