座り方と折れ耳が特徴!スコティッシュフォールドの性格と飼い方とは

突然ですが、SNSなどで「スコ座り」って見たり聞いたりしたことありますか?
猫さんがまるで人間のようにデデンと座り、前足・後足ともに投げ出すこの座り方。
その貫禄の姿から「おっさん座り」とか「おやじ座り」とも呼ばれます。

この「スコ座り」。名前の由来となったのは、スコティッシュフォールドという猫種なんです。

さあ、一目見ただけで夢中になってしまうこのスコティッシュフォールドについて、初心者さんでも飼えるのか?特徴を見ていきましょう!

スコティッシュフォールドの起源や特徴。耳が立ってる子もいるの?

まずはスコティッシュフォールドの起源と特徴について解説します。

起源

ネーミングからわかるように、イギリス・スコットランド地方で見つかった1匹のメス猫さんが生みの親です。

このメス猫さんは、耳がペタンと頭に張り付いたような折れ耳をしていました。

耳が折れている猫というのが見つかったのは初めてだったのでしょう。

1966年からこのメス猫さんの子供たちをもとに折れ耳の猫種を新しく作ろうと、繁殖が本格的に始まったそうです。

しかし、当時から骨格などに遺伝性疾患と思われる異常がみられるということでイギリスの血統登録団体から繁殖を中止されました。

その後はアメリカに渡って繁殖と研究が続けられ、アメリカの団体で猫種としての登録が認められたのが1977年。

遺伝疾患については、アメリカンショートヘアブリティッシュショートヘアなどのベーシックな猫種との交配によって改善すると結論付けられました。

それでも実は現在でもヨーロッパとイギリスの団体からは猫種として認められていないのがスコティッシュフォールドなんです。

ちなみにスコティッシュフォールドの繁殖において「折れ耳」どうしの交配はタブーとされています。

「折れ耳」×「立ち耳」で生まれてきた中の「立ち耳」の猫さんたちは「スコティッシュストレート」と呼ばれたりするんだそうです。

特徴

前述のように、「立ち耳」をスコティッシュストレートと分類したとすると、やっぱりスコティッシュフォールドの一番の特徴は「折れ耳」ということになりますね!

そもそも英語の「Fold」というのは「折りたたむ」とか「折り目」という意味。

スコティッシュフォールドの最大の特徴であるこの折れ耳は、遺伝的な突然変異と考えられていて、もともと耳の骨の形が奇形であるのに加えて、軟骨が以上に発達することで発生するんだそうです。

この特徴の発生確率は、「折れ耳」×「折れ耳」だと高確率だといわれ、当初は積極的にこの配合がなされていました。

しかしこの交配では主に骨格や関節に様々な異常が出てくることが分かってきたため、現在ではタブーとなったわけです。

顔だちは丸く、目もまん丸、短毛と長毛のどちらもいます。

毛色は本当にさまざま。

白や薄いブルー、クリーム色がよく見られるかもしれませんが、赤や黒、縞模様(タビ―)の柄入りの子もいるんですね!

スコ座りの秘密!かかりやすい病気や寿命を解説します!

どうしても目を引く「スコ座り」。

その座り方の秘密とスコティッシュがかかりやすい病気について解説します。

スコ座りとは?

比較的新しい猫種であるスコティッシュフォールドを日本でも一躍人気にしたのは、「折れ耳」と「スコ座り」だと思います。

この「スコ座り」
実は折れ耳を選んで交配してきた人間が生み出した悲しい理由があるってご存知でしたか?

折れ耳は実は耳の骨の形成異常によってできた特徴だとご説明しました。

この骨の形成異常が耳だけにとどまらないスコティッシュフォールドがたくさんいるんです。

スコティッシュフォールドによく現れる、遺伝性骨形成異常症。

この異常をもっている猫さんは、その他の猫さんと比べて骨や関節に痛みや変形が見られやすくなります。

通常猫さんは、手足を地面につけた姿勢で座りますよね。

香箱座りとか、前足を伸ばしたスフィンクスのような姿勢です。

骨や関節に形成異常がある猫さんはこの姿勢で痛みが出るため、手足を投げ出してお尻をついたあの「スコ座り」が一番楽な座り方である、という説が有力なんです。

ただ一説には、スコティッシュフォールドが他の猫種よりもお尻周りの関節が柔らかいためこの姿勢が維持できる、ということも言われているようです。

骨形成異常症の猫さんでも、重症化しなければ日常生活に支障のない子もいます。

ただ、鳴いてしまうほど痛みが出たり、骨や関節が完全に変形してしまって歩きにくくなってしまったり、コブのように軟骨が固まってしまったり。

このような症状が出てしまうと、痛み止めの処方や適切な対症療法が必要になります。

また、スコティッシュ以外でも、スコティッシュの血が入っていて折れ耳となったマンチカンやアメリカンショートヘアにもこの骨形成異常症が現れることがあるようです。

その他の病気と寿命

スコティッシュフォールドの飼い主さんが、骨や関節の状態に加えて気をつけなければいけない病気はあるでしょうか。

折れ耳は、見た目にはかわいらしいですが、お手入れはとっても大変そうですよね。

お手入れが大変な上に閉じてしまって通気性が悪いので、飼い主さんが気をつけていないと耳の中に雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

1週間に1度をめどに耳掃除をしてあげましょう。

頭をしきりに振ったりしていると耳ダニや外耳炎の恐れがありますので気をつけてあげてください。

以上のように、交配の経緯から遺伝性疾患や折れた耳の病気が目立つスコティッシュフォールドですが、その寿命は10~13歳といわれています。

日本の室内飼いの猫の寿命が15~16歳とされているのに比べると、少し短い気もしますね。

ただ個人的には、スコティッシュを飼う方には寿命を全うすることはもちろんのこと、関節の痛みなどに苦しみ続けないような「質」をぜひ考えてあげてほしいなと思います。

遺伝性の疾患だと、生後に完全に治してあげることはできません。

それだけに、病気を抱えていたとしても幸せで質のいい生活をおくらせてあげることを大切にしてほしいですね!

スコティッシュフォールドの値段はいくら?

折れ耳、スコ座りが可愛くて人気の高い猫。スコティッシュフォールド。

そんな可愛くて猫の中でも人気のあるスコティッシュフォールドの値段がいくらなのか気になりますよね?

スコティッシュフォールドの平均相場はおおよそ、10万円~20万円程です。

ペットショップで買うよりも中間業者を通さないブリーダーから直接買っても安くて10万円程します。

もちろん、あくまで平均相場ですので、猫ちゃんによってはかなり値段が跳ね上がり、中には40万円近くなる場合もあります。

私の友達はブリーダーさんから約18万円ほどで買ったと言っていました。

長毛と折れ耳で値段が高くなる?

スコティッシュフォールドと言えば、特徴の折れ耳を想像しますよね。

その折れ耳の猫ちゃんの割合は意外に少なく1/3の確率なのはご存知でしたか?

これはスコティッシュフォールドの繁殖において「折れ耳」どうしの交配はタブーとされているからだと思います。

つまり、折れ耳のスコティッシュフォールドは「人気だけど貴重」ということで、値段が高くなる傾向にあります。

また、短毛と長毛でも値段が違うと言われているのを聞いたことがあるので、色んなブリーダーのサイトやペットショップのサイトの値段を比較してみましたが、それほど違いはありませんでした。

スコティッシュフォールドの性格は?初めて猫を飼う人でも大丈夫?

さて、そんなスコティッシュフォールド、初心者さんでも飼えるのでしょうか。

もちろん、耳のケアや骨形成異常に対しての適切な処置は初心者さんには少し難しいかもしれません。

それでも愛情をもってお世話をしてあげればすぐに慣れていきますので決してできないことではありません!

アメリカンショートヘアなどに比べると確かに様々な病気にかかりやすいといわれますが、愛猫の様子に日々注意して愛情を注いであげてほしいと思います。

そして気になるスコティッシュフォールドの性格はというと・・「ザ・おっとりさん」

穏やかで、飼い主さんのそばに寄り添ったり、スコ座りでぼーっとしたりするのが大好きな猫種だといわれます。

個体差はあれどそこまで警戒心が高かったり神経質だったりすることがないので、お子さんがいたり、知らない人がお家に来たりしても人懐っこい子が多いようです。

いかがでしたか?

「折れ耳」を求めすぎた一部の人たちの無理な交配で遺伝性の疾患が増えてしまったスコティッシュフォールド。

世界的にはスコティッシュ同士の交配をしないような方向に動いています。

もちろんその特徴的な見た目に一目ぼれしていまう飼い主さんもたくさんいると思います。

それでも、病気になったときに根気強く愛情をもってお世話できるかどうか、経済的にも猫さんの闘病を支えてあげられるか、十分なリサーチと心の準備をした上で家族に迎えてあげることがとっても大事な猫種だといえそうですね!

→他の猫種別の性格と特徴を知りたい方はこちら。